受付終了 2019年度実習テーマ:アコースティックピアノにおける低音弦仕様違いによる音響特性分析と官能評価

楽器事業本部 ピアノ事業部

アコースティックピアノの低音弦は、一般的にピアノ線に銅線を巻いた巻線が使用されており、巻きピッチや圧着率などの仕様は音色に影響を与えます。
また、「熟練作業者が製作する手巻き巻線は、機械巻線と比べて、基音・倍音が充実し、音の伸びと音程感のある音色が出せる」といったように、加工方法の違いも音色に影響を与えます。
本テーマでは、これらの巻線仕様や加工方法の違いが音に与える影響度(相関関係)について測定・分析をし、アコースティックピアノの音質向上に有効なパラメータについて考察することを目的とします。
実験では、専用の弦振動測定器を用いて数種類の低音弦の音響特性を測定・分析し、 それらの低音弦を実際にグランドピアノに組み込み、官能評価までを体験いただけるプログラムとなっています。

9月9日(月)~9月20日(金)※土日祝日を除く

ヤマハ本社(静岡県浜松市)およびヤマハ掛川工場(静岡県掛川市)

機械系、音響系

機構・構造設計技術、音響・音場・振動技術、材料技術(金属・木材・プラスチック)

  • アコースティック楽器(特にピアノ)の音響設計、製品設計、要素技術開発に興味のある方が望ましいです
  • 本テーマでは、低音弦の音響特性から音質向上に有効なパラメータの最適化を行う為、機械・音響系全般に関する基本的な知識があることが望ましいです
  • 大学での研究テーマを簡単に紹介してください
  • また、自分が楽器・音楽とどのように関わってきたかを、自己アピールも含め記述して下さい