2018年実習テーマ:人間と協奏する楽器演奏ロボットの検討、開発

近年、人口知能(AI)の技術進歩は目覚ましいものがあり、音楽の領域においても自動演奏を始めとしてAIの活用が期待されています。一方、電気信号として蓄積された音楽情報を音として空間へ再生するための手法としては、スピーカやアクチュエータといった電気音響変換器が通例ですが、より原音信号を忠実に再現する手法として、実際のアコースティック楽器を直接発音させる形も考えられます。音楽家の持つ卓越した演奏技術を機械学習により忠実に再現できれば、それにより新たな音楽の楽しみ方を提供することが可能となります。
本学習では、将来的にAIを駆使した人機協奏システムを実現するための第一歩として、実際に楽器を発音させることで音楽信号を忠実に再現するための演奏システムのハードウェアの側面からアプローチし、システムの一部を実際に試作して評価する流れを体験いただきます。

<実習の流れの一例を以下に示します>

  • 演奏システムのハードウェア構成理解
  • MATLAB等を用いた動作検証プログラム製作
  • 動作検証用システムの部分試作
  • 動作性能評価、改善点の検討

機械系、その他理系(ex. 制御工学専攻)

機械力学全般
MATLAB等を用いた、機械制御プログラム全般

打楽器を演奏する際に重要と思われる人間の感情、意識、及び動作について、簡潔に述べてください。

なし