2018年実習テーマ:木材調達技能の形式知化

木材は天然材料であり、どれひとつとして同じ個体はありません。そのようなバラつきの大きな素材を工業製品の材料として安定的に使用できているのは、100年以上にわたる楽器づくりで蓄積された「専門家による素材を見分けるカンコツ」が大きく寄与しています。現在ヤマハでは、このような「カンコツ」を次世代に正確かつ効率的に伝承できるよう、木材調達技能の形式知化に積極的に取り組んでいます。楽器用木材は、担当者が専門家の目で検品・選別し購入していますが、本実習では木材の良し悪しを見分ける際のカンコツ(暗黙知)の見える化(形式知化)を試みます。

<実習の流れ>

  1. 楽器用木材とは(座学)
  2. 木材加工とは(工場見学)
  3. 楽器用木材の検品(調達担当者に同行し実地体験)
  4. カンコツの分析(数値化等)
  5. 検品の形式知化(レポート作成)

化学・材料系、その他理系、文系、文理不問(農学系(林産、林学)など)

木材や楽器に興味があれば特に専門知識は不要

  1. 木材の調達(購買)に関して興味がありますか?また、どのような理由で興味を持ったのか教えてください。
  2. 検品作業などの現場作業を進んで行うことについて、抵抗はありませんか?

(1.◯◯・・・、2. ◯◯・・・とご回答ください)

なし