2019年実習テーマ:デジタルオーディオエフェクトの自動コントロール技術の研究開発

研究開発統括部

実習ではエフェクタパラメータの自動調整技術の研究開発を例にとって、音響信号処理技術の研究開発プロセスを体験していただきます。

オーディオフェクトパラメータの調整は多くの経験・知識を必要とし、熟練したエンジニアにとっても、多くはルーチンワーク的なものでありながら時間がかかり本当に調整したい部分に取り組む時間が少なくなりがちです。
この問題を解決するために、今回は特に難しいとされるダイナミクス系のエフェクトのパラメータ自動調整技術に挑戦していただきたいと考えています。

<実習の流れの一例を以下に示します>

  • 関連技術のサーベイとそのレビュー
  • アルゴリズムの実装・評価実験
  • 上記結果をさらに向上させるためのアイデアの構築とその評価

情報系、音響系、その他理系

音響エフェクト信号処理、統計信号処理、および機械学習に関する知識と応用力
特に線形代数を中心とした数学に関する知識と応用力
上記に関連した信号処理を実装・テストできるプログラミング能力

300文字(Byte)でオーディオエフェクトをかける関数(あるいはメソッド)を作ってみてください。
周辺の細かな部分は含まずメインの部分だけでOKです。エフェクトの種類と使用言語は問いません。

フリーのソフトウェアで良いので、ダイナミクス系のオーディオエフェクトを触っていただいてその知識を深めてきてください。