2019年実習テーマ:Raspberry Piを用いた、SDカードへのオーディオ録音機能の開発

PA開発部

デジタルミキサーで バンド演奏などのライブミキシングをする際、楽器毎の演奏をマルチトラックに録音する(ミキサーに入力される楽器音/ボーカルを個別の波形ファイルに録音する)ことが求められます。

この実習では、Raspberry Pi(シングルボードコンピュータ)を用い、SDカードへのマルチトラック録音機能を開発していただきます。Raspberry Piは組込みソフトウェア開発経験がない方でも着手できるように開発環境が整備されていますが、それを用いただけでは十分なトラック数を確保できないことが予想され、実習では ファイルの書き出しに工夫を加えてトラック数を増やすなど、もう一歩踏み込んでいただく予定です。

<実習の流れの一例を以下に示します>

  • Raspberry Pi開発環境準備
  • 用意されている開発環境でのSDカードへの録音機能の実装
  • トラック数を増加させるための修正箇所の検討と試作/動作確認
  • 録音機能をコントロールするUI Webアプリの開発(余力があれば)
  • 試作した機能の総合評価

電気・電子系、情報系
ソフトウェア開発(プログラミング)の経験があれば電気電子や情報系に限らない

C系言語のプログラミング経験(C/C++など)
Linux等のOSに関する知識(実経験はなくとも、組込みソフトにおけるOSの役割を理解していること)

これまでに、C系言語でプログラミングした内容/自己評価を書いてください。
Raspberry Pi等のシングルボードコンピュータやLinuxなどのOSを扱った経験があれば、内容を説明してください。

Webなどで調査し、Raspberry Piの機能や実装手順について知識を深めてきてください。