2019年実習テーマ:アコースティック・ピアノ ハンマー仕様の違いによる動的特性解析と音質評価との相関検証

ピアノ開発部

アコースティック・ピアノにおいて、音質への寄与度が高い要素の一つにハンマーが挙げられる。
ピアノの弦を叩くハンマーは、ピアノの音色/音量を決定する重要な部品であり、弱打~強打に応じて音量/音色を演奏者の思い通りに変化させる性能が求められる。木片に羊毛フェルトを巻いて作られる単純な構造ながら、複雑な特性を有するために定量的な評価が難しく、主に官能評価によって開発が進められてきた。
近年の研究開発によってハンマー特性の測定/解析技術が進歩を見せており、今回のインターンシップでは、ハンマー特性の測定/解析の結果と、実機での音官能評価との相関を考察し、ハンマー特性の定量評価の有効性を検証する。

<実習の流れの一例を以下に示します>

  • グランドピアノ/アップライトピアノでの音質評価(官能評価)
  • ハンマー特性の測定/解析(定量評価)
  • 実音と解析結果の比較

機械系、情報系、音響系

音・楽器・音楽に対する興味・関心が高く、機械・音響系に関する基本的な理解があることが望ましい。

大学での研究テーマを簡単に紹介してください。
また、自分が楽器・音楽とどのように関わってきたかを、自己アピールも含め記述してください。

特になし。