冬季ヤマハインターンシップ体験レポート
ドラムセット 各種スタンド類の音響面検証

[ 画像 ] 善甫 絵理(ゼンポ エリ)

善甫 絵理(ゼンポ エリ)

専攻 : 音響工学

音響工学専攻の学生が、ドラム演奏経験と専門性を活かし、ドラムセットのスタンドと音質の関係性解明に挑戦

趣味でドラムやピアノを経験する中で、経験や感覚に頼る部分が、音楽体験への壁になっていると感じていました。そこで、「楽器メーカーやその社員の方がどのような検討をしているのか」ということを知り、見解を深めたいと考えたため、インターンシップ応募にいたりました。特に、ヤマハの楽器はローエンドも充実していたり、学校など自身の身近にあることも多かったため、入門者へもオープンであるという印象を持っていたのもヤマハへ興味を持った理由です。

実習テーマは「同じシンバルでも、設置するスタンドによって音が違う」ということを明らかにすることでした。自分の経験・専門が活かせる部分もあり、実験はとても楽しく、毎日定時に帰るときは名残惜しい気持ちでいっぱいでした。また、ハードウェア開発においても、楽器の音への影響を開発・設計に落とし込むための科学的な検討が必須であるという考えや、ヤマハにはそのような研究・開発を強化していこうという動きがあるということを知ることができました。

2週間の中で、多くの社員の方々とお話する機会を沢山いただけました。また、他のインターン生と、音や楽器に対する思い・ヤマハに対する思いを話し合う時間も多く、「同志」として強い刺激を受けたことも印象的でした。ヤマハのインターンシップは専門性の高いテーマ揃いで、応募には、少しの勇気と自身が納得できる十分な準備時間(私の場合はB3の頃から狙っていたので2年・・・)が必要かもしれませんが、参加することで充実した経験ができると思います。

6:00 起床~身支度
6:30 食堂で朝食
7:00 自由時間
実習先が近いので寮を出る時間までのんびりしたり、実習中に気になっていたことを調べたりしていました
8:30 寮を出る
実習先まで歩いて5分
9:00 実習開始
実験をしていた防音室に直接向かうことが多かったです
防音室でシンバルとスタンドに囲まれながら解析用のプログラムを書いたり、実際に音を録音して解析したり
12:00 昼休み
社内の食堂にて社員さんと昼食
13:00 実習再開
今日の実習中にここまでは結果を出すぞ、と意気込みつつ焦りつつ
部署の方を呼んで聴感をヒアリングしたりもしました
17:30 片付~日報記入
んんん、もっと実験がしたいのに・・・なんて思いながらその日の作業をしめます
17:45 実習終了
18:00 夕食
寮の食堂で他のインターン生とお互いの実習のことを話したりしました
部署の方や先輩方が食事に連れて行ってくださることもありました
19:00 自由時間~就寝
寮に帰るとホッとしてすぐ寝てしまったり・・・明日の実習のことを考えたり、食堂でオリンピックを観たり、洗濯をしたり、とのんびり過ごしていました
そして翌日へ