バリューチェーンにおける社会的責任の推進

  1. 基本的な考え方
  2. サプライチェーンCSRの推進
  3. 責任ある原材料調達
  4. 取引先とのコミュニケーション

ヤマハグループは、製品・サービスの開発、原材料調達、製造、販売、リサイクルなどバリューチェーン全体でのCSR推進に努めています。

ヤマハグループは、取引先と連携して、サプライチェーンでのCSR推進に努めています。その一環として、調達における方針を公開するとともに、サプライヤー各社に労働・人権、労働安全、環境保全、倫理の行動基準順守や自己点検をお願いし、必要に応じて改善対応を求めています。

調達におけるヤマハの方針

サプライヤーへのCSRに関する要請

2015年3月にサプライヤーへのCSRに関する要請事項を明文化した「ヤマハサプライヤーCSR行動基準」を制定し、順守および自己点検の要請を開始しました。
また、2016年度から、取引契約書にヤマハサプライヤーCSR行動基準の順守を明記しています。

サプライヤーへのCSRに関する要請事項※1
区分 要請事項
労働・人権 強制労働の禁止
児童労働の禁止
適切な労働時間
適切な賃金と給付
非人道的な扱いの禁止
差別の禁止
結社の自由の確保
紛争鉱物への対応
労働安全 職場の安全確保
事故の未然防止と緊急時への備え
労働災害と疾病の予防
身体的不可、疾病への配慮
機械装置の安全対策
施設の安全衛生の確保
環境保全 環境許可証などの順守
省資源と省エネルギー
排水の管理
大気への排出の管理
廃棄物の適正処分
化学物質の管理
製品含有物質の管理
生物多様性の保全
倫理 汚職・賄賂などの禁止
反競争的行為の禁止
情報の開示
製品情報の適切な提供
不正行為の予防と早期発見
知的財産権の保護
個人情報の保護
  • ※1 上記に加え、木材サプライヤーに向けては、持続可能な木材資源の調達を要請
[ 画像 ] ヤマハサプライヤーCSR行動基準
ヤマハサプライヤーCSR行動基準
[ 画像 ] ヤマハサプライヤーCSR自己点検表
ヤマハサプライヤーCSR自己点検表

サプライヤーのCSR自己点検実施状況

2015年度から2016年度にかけて、ヤマハグループの1次サプライヤー延べ4,044社※2に自己点検を要請しました。うち3,981社から回答があり、自己点検の結果、特に改善が必要な4社について、書面による是正要請と確認を行いました。

サプライヤーのCSR自己点検実施状況(ヤマハグループ)
  2015年度 2016年度 合計
主な対象 国内生産拠点のサプライヤー 海外生産拠点のサプライヤー -
実施要請数※2 1,554社 2,490社 4,044社
回答数※2 1,535社 2,446社 3,981社
回答率 98.8% 98.2% 98.4%
  • ※2 同一サプライヤーに対し、複数拠点から実施している可能性があるため、延べ数としています

調達担当者への教育

グループ内の調達担当者に対し、下請法や労働者派遣法、情報セキュリティ、個人情報保護など公正な取引に関する教育を行っています。また「ヤマハサプライヤーCSR行動基準」および自己点検の導入にあたっては、サプライヤーへの要請を担当する実務者に向けた説明会を実施しました。2015年度から2016年度にかけて、合計19拠点の151人が参加し、CSR調達についての理解を深めました。

CSR調達説明会の実施状況
  2015年度 2016年度 合計
対象拠点数 国内 7 - 7
海外 5 7 12
12 7 19
合計参加人数 128 23 151
[ 画像 ] CSR調達説明会(マレーシア)
CSR調達説明会(マレーシア)
[ 画像 ] CSR調達説明会(インドネシア)
CSR調達説明会(インドネシア)

原材料など各種資源の調達においては、環境や社会に与える影響に配慮し、責任ある調達を行うことが大切です。ヤマハグループでは、楽器をはじめとする製品の原材料として重要な「木材」の持続可能な調達、グリーン調達などのテーマに取り組んでいます。

持続可能な木材調達についてはこちらで報告しています。
グリーン調達活動についてはこちらで報告しています。

コンゴ民主共和国および隣接諸国で採掘されるスズ、タンタル、タングステン、金などの鉱物資源が、暴力行為や略奪などの非人道的行為による人権侵害を引き起こしている武装勢力の資金源となっている可能性が懸念されており、これらの鉱物資源は「紛争鉱物」と呼ばれています。ヤマハグループは、人権侵害や環境破壊に加担しない鉱物調達を目指し、紛争鉱物の不使用に向けた取り組みを進めています。顧客らの調査要請に応えるとともに、2015年3月に制定した「ヤマハサプライヤーCSR行動基準」において、サプライヤーに対して、紛争鉱物の不使用に向けた取り組みを求めています。

ヤマハグループでは、バリューチェーンにおける取引先とのコミュニケーションを推進しています。日本国内では、原材料・部品・設備などの調達先、工事などの委託先との間で、経営や生産販売動向に関する情報を共有するほか、労働安全および環境保全活動を支援しています。また、日本国内生産拠点の廃棄物処理委託先を訪問し、現地確認を通じたコミュニケーションを図っています。

2016年度実施状況
年次総会 調達先/設備・工事など委託先 各1回 計2回
生産販売動向の報告会 調達先/設備・工事など 年2回
安全衛生点検パトロール 構内工事 2工場
廃棄物処理委託業者 現地確認訪問 26社