ヤマハインターンシップ体験レポート
無線LANアクセスポイントのソフト開発・検証・公開文書作成による開発作業の理解と改善検討

[ 画像 ] 髙井 淳光(タカイ アキヒロ)

髙井 淳光(タカイ アキヒロ)

専攻 : 情報工学

無線アクセスポイントのWLX413とWLX222の電波伝搬特性を専用の機器を用いて計測し、その結果に基づいて技術文書を作成する業務を体験しました。他の電波との干渉で思うように行かないこともありましたが、その都度社員の方々からアドバイスを頂いたり、実験の補助をして頂いたりしました。技術文書の作成には結果から特性を考察して文章に起こす力はもちろん、電波に関する基本的な知識が必要でした。大学ではソフトウェアやネットワークが専門だったため、無線技術の分野は新鮮に感じる一方で知識が不足しがちでしたが、社員の方々に支援して頂きながら実習を行うことができました。この体験を通して基本的な無線技術の知識や技術文書がどのような手順で公開に至るのかを学ぶことができました。昼休みには担当社員の方々と昼食を取ったり、休日には浜松駅周辺を散策したりしました。

ヤマハはネットワーク機器も開発・販売しています。自身の専門がネットワークであり、大学の研究室のネットワークにもヤマハのルータやスイッチが使用されていてヤマハの製品は身近な存在でした。、そこで就職活動の一環でヤマハがインターンシップを募集していないか確認したところ電波伝搬特性の公開文書作成のテーマが見つかりました。無線アクセスポイントの伝搬特性の計測ということで、専門から少し外れてしまうものの、ネットワーク機器を扱うことや、オープンソースソフトウェアのドキュメントで公開文書に馴染みがあったため応募しました。

ヤマハの製品を利用して専門に合わせて実習を行うことができます。社員の方々から支援もありますので興味があるテーマがあればぜひ応募を検討してみてください。実習はもちろん、社内の雰囲気も知ることができるため、就職活動の一環としてヤマハの社風を知りたいという方もぜひ応募してほしいなと思います。実習期間はテーマにもよると思いますが十分に確保されているため、時間を掛けて実習を行ったり社員の方々とたくさんお話ができると思います。

2/6(月) ヤマハの社内見学
2/7(火) ヤマハの製品を用いたネットワーク構築実習、無線APの簡単な設定
2/8(水) 電波伝搬特性の測定、考察
2/9(木) 測定結果のレビュー、再測定
2/10(金) 再測定、測定結果・公開文書のレビュー、文書作成
2/13(月) 再測定、文書作成
2/14(火) 公開文書のレビュー、文書の修正
2/15(水) 文書の修正、無線APのバグ修正体験
2/16(木) 文書の修正、無線APのバグ修正体験
2/17(金) 文書の提出、結果のまとめ