ヤマハインターンシップ体験レポート
感性評価による、音楽聴取/演奏の多様な価値観の可視化

[ 画像 ] 井関 幸平(イセキ コウヘイ)

井関 幸平(イセキ コウヘイ)

専攻 : 音楽文化学

音楽聴取のスタイルを8つのタイプに類型化するモデルの構築に関する研究業務を体験しました。この実習では調査用のアンケートを作成し、その回答を分析するため、心理実験の実施経験や統計分析の知識が役立ちました。個人の研究では扱えない膨大な量のデータを活用したことが新鮮で、データの集め方や処理方法、さらに得られた結果をビジネスに繋げるための考え方などを学ぶことができました。
指導担当社員の方だけでなく同部署の他の方とも気軽に交流することができ、とても風通しが良い印象を受けました。また平日の夜には部署での懇親会や他のインターン生との食事で親睦を深め、休日には浜松観光をするなど実習期間を満喫していました。

音楽には小さい頃から触れ大学でも専門的に学んできましたが、音楽そのものが好きという実感がなく音楽関連企業への就職はあまり考えていませんでした。そんな中偶然参加したpreJOB EXPOで聞いた「楽器や音楽を作ることは手段に過ぎず、人を笑顔にすることが目的である」という考え方が非常に腑に落ちました。それからヤマハを就職先として意識するようになり、企業理念だけでなく実際の就業環境も自分に合っているか確かめたいという思いからインターンシップに応募しました。またテーマ選択については、自分の専門分野に関係した実習に参加することで自身のスキルや経験が企業の研究業務でどの程度通用するか試したいという思いもありました。

初めは2週間という期間が長いと感じていましたが、終わる頃にはもっと実習を続けていたいと思わせてくれるような内容でした。インターンシップは就職活動の一環で本採用で有利になるために参加するものだと考える方もいるかもしれません。しかしそれだけではなく、興味のあるものを仕事にすることが自分にとってどのような意味を持つか考え、様々な知識や経験を持ち帰り成長することのできる機会になると思います。テーマが自身の専門分野から少し外れていても、社員の方々の手厚いサポートを受けながら必ず得られるものがあるはずです。少しでも興味があって自分のスキルや強みが活かせそうだと感じたら門を叩いてみてはいかがでしょうか。

2/6(月) 研究施設見学、実習内容の発表、調査テーマ決め
2/7(火) 調査テーマ決定、アンケート内容決定のための社内ヒアリング
2/8(水) 社内ヒアリング、定例ミーティング参加、事前アンケートのアップロード
2/9(木) 本アンケート作成、研究開発統括部懇親会(夜)
2/10(金) 本アンケート作成、本アンケートのアップロード、同部署のインターン生と食事(夜)
2/11(土) 一人で浜松観光(浜松城、中田島砂丘)
2/12(日) 一人で浜松観光(楽器博物館)
2/13(月) アンケート結果回収、データクレンジング
2/14(火) データクレンジング、データ分析、部署でのG懇親会(夜)
2/15(水) データ分析、定例ミーティングにて進捗報告、発表準備
2/16(木) データ分析、発表準備、社内ライブイベント参加(夜)
2/17(金) 発表リハーサル、実習成果発表、同部署のインターン生と食事(夜)