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セールス&マーケティング

市場のニーズを的確に反映させ、世界中でヤマハ製品を販売することを目指し、商品の企画・製品や国毎の販売計画の立案実行・製品の需要創出活動を実施

「セールス&マーケティング」の仕事の目的は、製品(サービス)の販売促進と市場ニーズのフィードバックにあります。メーカーの最前線として、製品(サービス)の魅力をお客様に適切に伝えると同時に、市場を見つめトレンドや潜在ニーズを把握し、販売計画や商品企画に反映させることが要求されます。「セールス&マーケティング」の仕事といっても多種多様ですが、ここでは「本社商品営業」「商品企画」「海外駐在」を例に挙げて、ヤマハにおける「セールス&マーケティング」の仕組みを見ていきます。

[ 画像 ] 市場情報の流れと製品(サービス)と関連情報の流れの図

日本(本社)において、さまざまな情報をもとに販売計画や在庫管理を行います。グローバルな市場に対応するためには、より綿密な情報収集と計画立案が求められます。また通常の営業知識に付随して、貿易、為替、文化、政情、宗教、そしてもちろん語学等、幅広い知識が必要となる仕事です。

業務の基本的な枠組みは、予算組み、商品の価格政策の立案、販売状況の把握・販売促進策の提案などです。これに加えて販売状況を見ながら生産や在庫、発注のバランスを綿密にコントロールしたり、その過程で発生する貿易実務も仕事の範疇に入ってきます。これらの業務計画は、現地の市場動向などをベースに立案しますので、情報アンテナを高くしている必要があります。もちろん実際に現地に出向いて、市場動向やトレンド、他社製品についてのリサーチを行い、商品要望のとりまとめと販売政策や商品企画部門へのフィードバックをすることも必要とされます。

特定の商品(ジャンル)を担当し、商品開発部門と連携して中長期の「商品戦略」を立案するとともに、それぞれの商品企画・市場導入計画・販売促進策等を立案・実行します。開発・設計担当者と詳細な仕様決め、販売数量の想定、ターゲット価格の設定を行い、新商品を効果的に市場に導入する手法を市場担当や現地法人と折衝するとともに、市場告知・広告宣伝・展示ツール等、販売を最大化するための諸策を実行します。また、アーティストとのリレーション強化も商品価値・ブランド価値を高めるのに有効な手段です。

数年間のスパンで現地法人に赴き、現地の販売店や市場とダイレクトにコミュニケーションを取る「海外駐在」の仕事は、現地法人における現地人材の育成、販売網強化、販売・普及の企画と運営、仕入・販売・在庫の管理、本社とのリエゾン(連携)業務などが中心で、対象市場の特性に応じたさまざまな施策を展開します。

現地では「ヤマハの顔」としてあらゆる職務に対応することが求められます。日本(本社)で海外実務や市場への理解を深め、その後に現地法人に駐在して対象市場に自ら入り込みながら営業活動を行うというキャリアが一般的です。

[ 画像 ] ヤマハ海外拠点の図
ヤマハ海外拠点は世界に広がる。