人材育成

ヤマハグループでは、「意欲を持って、自らの「役割」を果たし、常に一歩先を目指す人を応援する」という考えのもと、従業員一人一人が存分に能力を発揮し、自己実現を図りながらプロフェッショナルへと成長することを目指しています。グローバルに通用する人材の育成を軸に、能力向上とキャリア開発を両輪とした教育・研修制度を整備し、目的や対象に応じた人材育成プログラムを実施しています。また、これらと並行し、従業員の自発的な学習やライフデザインを支援しています。

人材育成に関わる年間総研修時間:約1,500時間(延べ39,000時間/人)*集計対象範囲:ヤマハ(株)

主な教育・研修制度と実施状況(2017年度)
名称 対象・内容 年間参加人数 一人当たりの研修時間 受講累計人数
階層別研修 キャリアステージに応じた個々のレベルアップ 400人 15~30時間/年 2,000人/直近5年間
Senior Specialist Institute 製造マネジメント人材(製造拠点長・管理職など)の育成 15人 50日間 89人
Yamaha Sales company Executive College 営業マネジメント人材(販売拠点長・管理職など)の育成 8人 12日間 17人/直近2年間
ヤマハ高等技能学校 国内生産職場の監督者となる人材の育成 16人 260時間 716人
ヤマハ技術研修所 国内生産職場の核となる人材育成 30人 230時間 1,530人
From To 運動 楽器製造に関するコア技能の伝承 12人   512人
役割機能強化研修 品質工学、国際化教育、コア技術教育(信号処理・音響振動工学・材料工学)など GAME 269人 20時間 1,209人/直近5年間
技術アカデミー・コア技術 196人 24時間 1,241人/直近5年間
海外・語学研修 外国語習得、レベル向上を目的とした留学 3人 14カ月 32人
ヤマハビジネススクール 従業員の自発的な学習を支援(通信教育) 257人 自主学習 1,600人/直近5年間
セカンドライフ準備セミナー 定年2年前の従業員に、定年以降の生き方を考える機会と情報を提供 200人 8.0時間 850人/直近5年間
英語学習法セミナー 外部講師を招いた社内セミナー 700人 4.0時間 700人/2017年~
女性選抜育成プログラム 管理職候補となりうる女性従業員へのマインドセットおよび上司に向けた育成計画策定スキル研修 42人 7.0時間 42人/2017年~

ヤマハグループでは、事業活動の基幹となるマネジメント人材の育成に取り組んでいます。
2011年に、主に海外製造子会社で、日本人を対象とした製造拠点長の育成プログラムをスタート。その後、2013年に管理職の育成プログラムを開始しました。2014年からは、対象を海外製造拠点のローカル人材に広げてプログラムの拡充・再編を進め、2016年からプログラム名称を「SSI(Senior Specialist Institute)」としてグローバルでの製造マネジメント人材を育成しています。
また営業系人材についても、2017年2月、主に海外の販売会社で拠点長候補者育成プログラム「Y-SEC(Yamaha Sales company Executive College)」をスタートしました。現在、職種と階層の両軸で体系的なプログラムを整備しており、2017年度からは職種共通のマネジメント人材育成プログラム(Yamaha Global Management Program)を導入するなど、マネジメント人材を計画的に育成していきます。

ヤマハグループは、生産体制の最適化を目指して各生産拠点の機能・役割の明確化を図っています。同時に “Made in Yamaha”品質を維持・向上させるため、ものづくりを支える人材の育成を推進しています。
日本国内の各工場を高付加価値商品の生産拠点と位置付け、競争力のある製造技術の開発と、楽器製造におけるコア技能の伝承に注力しています。中国、インドネシア、マレーシアの各工場については、普及価格帯商品の主要生産拠点と位置付け、日本から多くの技術者・監督者を派遣して支援・指導しています。

ヤマハグループは、事業を営む世界各地の拠点で現地の人材をグループ内の重要ポストに登用すると同時に、グローバルに活躍できる人材の育成に注力しています。2015年に「グローバル人材開発グループ」をヤマハ(株)人事部門内に設置、以後、次の4つのテーマを推進しています。

  1. グローバルコア人材の把握
    出身国や原籍企業の枠を超えたベストマッチングの配置
  2. グレーディング
    グループ会社共通の物差しにより現地法人間の異動促進
  3. 評価・処遇
    グループ内でのバランス・優秀な人材の獲得とリテンション
  4. 育成・サクセッションプラン
    後継者育成計画の作成

ヤマハ(株)では、成果評価と成長支援という双方の視点から、全ての従業員を対象に定期的な面談を実施しています。従業員とその上司が、会社・部門の目標やミッションと各人の役割・目標の認識を合わせた上で、達成度と今後の課題、能力開発の方向性を確認しています。
加えて、キャリア採用者を含み、入社1年目、4年目の節目に、従業員と会社がキャリアプランについて意見を交わす面談を実施しています。この面談では、人事部門スタッフが、従業員に対して、やりがいを持って業務遂行できているかどうかや、今後のキャリアプランなどについてヒアリングしています。
なおヤマハ(株)では、これらの面談が適正な評価や効果的な成長支援につながるよう、面談にあたる管理職や担当者に向けた評価者研修を行っています。

2016年10月に導入した人事制度の適切かつ効果的な運用を行うため、ヤマハ(株)は新たに評価に携わることになった管理者向けに「評価者研修」を実施しています。評価制度の趣旨、目的の理解を図り、従業員の公正な処遇や成長支援につなげています。
また、制度移行により新たに企画職の役割を果たすことになった650名に対し、「新任企画職研修」を全28回実施しました。職場の中核メンバーとしての自覚を促し、主体的に職場をリードする意識の醸成を図っています。