人材育成

ヤマハグループは人材の多様性を新たな価値創造の源泉と考え、あらゆる人材に対し、能力開発およびキャリアアップの機会を公平に差別なく提供します。「意欲を持って、自らの『役割』を果たし、常に一歩先を目指す人を応援する」という考えのもと、従業員一人ひとりが存分に能力を発揮し、自己実現を図りながらプロフェッショナルへと成長するための施策を講じます。

グローバルに通用する人材の育成を軸に、能力向上とキャリア開発を両輪とした教育・研修制度を整備し、目的や対象に応じた人材育成プログラムを実施しています。今後、企業や社会の中核となる若年層の育成を目指し、2019年度は新入社員研修を刷新しました。育成ゴールと時期ごとの能力要件等を明確化し、インプットとアウトプットを繰り返す効果的な研修プログラムを整備しました。また、これらと並行し、従業員の自発的な学習やライフデザインを支援しています。

2019年度の年間研修実績(ヤマハ(株))
年間総研修日数 220日
一人当たりの年間平均研修時間 男性 21時間
女性 21時間
主な教育・研修制度と実施状況(2019年度)
名称 対象・内容 年間参加人数 一人当たりの研修日数 開催日数/年
階層別研修 キャリアステージに応じた個々のレベルアップ(新入社員研修を含む) 500名 - 151日/年
Senior Specialist Institute 製造マネジメント人材(製造拠点長・管理職など)の育成 13名
32日
32日/年
スキル×パッション・マネジメント講座 状況対応型リーダーシップスキルの習得(管理職対象) 330名 2日 32日/年
ヤマハ高等技能学校 国内生産職場の監督者となる人材の育成 本年度実施なし - -
ヤマハ技術研修所 国内生産職場の核となる人材育成 26人 53日
53日/年
From To 運動 楽器製造に関するコア技能の伝承 1人 - -
役割機能強化研修 語学力強化(GAME)・技術アカデミー・技術講座 GAME 242人 - -
技術アカデミー・技術講座 213人 - 110日/年
海外・語学研修 外国語習得、レベル向上を目的とした留学 本年度派遣なし - -
ヤマハビジネススクール 従業員の自発的な学習を支援(通信教育) 217名 - -
セカンドライフ準備セミナー 定年2年前の従業員に、定年以降の生き方を考える機会と情報を提供 111人 1日 4日/年
TOEIC社内公開試験 4会場で実施 495名 - 17日/年
育休中の部下を持つ管理職向け研修 育休を取得した部下の職場復帰後の成長促進について考察・準備する、上司向け研修 2019年度は未実施 1日 -
育休復職前セミナー 育休者のスムーズな職場復帰とキャリア形成をサポートする研修 2019年度は未実施 1日 -

ヤマハグループでは、事業活動の基幹となるマネジメント人材の育成に取り組んでいます。
主に海外製造拠点では、ローカル人材を含めた管理職の育成プログラム「SSI(Senior Specialist Institute)」の展開・拡充を進め、グローバルでの製造マネジメント人材を育成しています。
営業系人材についても、主に海外の販売会社で拠点長候補者育成プログラム「Y-SEC(Yamaha Sales company Executive College)」を展開。職種と階層の両軸で体系的なプログラムを整備し、職種共通のマネジメント人材育成プログラム(Yamaha Global Management Program)を導入するなど、マネジメント人材を計画的に育成しています。

ヤマハグループは、“Made in Yamaha”品質を維持・向上させるため、各生産拠点の機能・役割の明確化を図り、それぞれにおいてものづくりを支える人材の育成を推進しています。
高付加価値商品の生産拠点である日本国内の各工場では、競争力のある製造技術開発を支える人材育成、楽器製造におけるコア技能の伝承に注力しています。中国、インドネシア、マレーシア、インドの各工場においては、日本から技術者・監督者を派遣し、日本で培われたものづくりの基幹技術をベースに人材の育成を進めるとともに、製造拠点共通の階層別研修により各工場の中核人材育成を行い、日本の工場と同様の高品質な製造拠点としての基盤を強化しています。

ヤマハグループは、事業を営む世界各地の拠点で現地の人材を重要ポストに登用すると同時に、次世代経営・中核人材の創出に向け、経営の中核となるポジションをグローバルで一元管理し、後継者計画を推進するための仕組みづくりを進めています。2018年度にコアポジション人材を一元管理するためのグループ統一基準(グローバル・グレード)と基準に対応した人材要件を確定し、それを基盤に以下4テーマを推進しています。

  1. コアポジション人材の一元管理
    コアポジション人材(現職者および後継候補者)を可視化し管理するタレントマネジメントシステムの構築と運用
  2. コアポジション人材の配置・育成
    グループ全体最適の視点による、出身国や原籍企業の枠を超えたベストマッチングの配置・育成
  3. 評価・処遇
    優秀な人材の獲得とリテンションのための、グループ企業間で整合かつバランスの取れた評価基準および処遇の設定
  4. 育成・サクセッションプラン
    後継者育成計画の作成・実行

ヤマハグループでは、成果評価と成長支援という双方の視点から、全ての従業員を対象に定期的な面談を実施しています。従業員とその上司が、会社・部門の目標やミッションと各人の役割・目標の認識を合わせた上で、達成度と今後の課題、能力開発の方向性を確認しています。
加えて、若年層育成の一環として、入社2年目、4年目・6年目の節目に、従業員と会社(人事部スタッフ)が育成目標に対する成長度合いやキャリアプランについて確認・意見を交わす面談を実施しています。即戦力として活躍するうえで必要となる社会人基礎力の醸成とともに、従業員一人ひとりがやりがいを以って業務遂行していけるために、会社として全面的な支援を行っています。
また、これらの面談が従業員の適正な評価や効果的な成長支援につながるよう、面談を行う管理職や担当者に向けた評価者研修も実施しています。