人材育成

ヤマハグループは人材の多様性を新たな価値創造の源泉と考え、あらゆる人材に対し、能力開発およびキャリアアップの機会を公平に差別なく提供します。「意欲を持って、自らの『役割』を果たし、常に一歩先を目指す人を応援する」という考えのもと、従業員一人一人が存分に能力を発揮し、自己実現を図りながらプロフェッショナルへと成長するための施策を講じます。

グローバルに通用する人材の育成を軸に、能力向上とキャリア開発を両輪とした教育・研修制度を整備し、目的や対象に応じた人材育成プログラムを実施しています。
2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、各研修においてオンライン研修への円滑なシフトを実現しました。特に新入社員研修については、2020年4月に発令された緊急事態宣言の下、リアル研修から自社製スピーカーフォンを活用したオンライン研修へ速やかに移行し、遂行することができました。
また、新しい働き方としてテレワーク勤務の活用が急速に広がる中、業務における円滑なコミュニケーションによる適切なマネジメントの実現を目指し「テレワークマネジメント研修」をすべての管理職対象に実施しました。

2020年度の年間研修実績(ヤマハ(株))
研修 実績
年間総研修日数 253日
一人当たりの年間平均研修時間 男性 21時間
女性 21時間
主な教育・研修制度と実施状況(2020年度)
名称 対象・内容 年間参加人数 一人当たりの研修日数 開催日数/年
階層別研修 キャリアステージに応じた個々のレベルアップ(新入社員研修を含む) 754名 - 253日/年
※延べ日数
選抜型研修 マネジメント人材(国内外の拠点長・管理職など)の育成 YGMP(ヤマハグローバルマネジメントプログラム)12名
5日
※2020年2月スタート
スキル×パッション・マネジメント講座 状況対応型リーダーシップスキルの習得(管理職対象) フォローアップ330名 オンライン2h 10日/年
講座103名 オンライン6h 5日/年
ヤマハ高等技能学校 国内生産職場の監督者となる人材の育成 26名 39日 39日/年
ヤマハ技術研修所 国内生産職場の核となる人材の育成 隔年開催のため2020年度実施なし - -
From To 運動 楽器製造に関するコア技能の伝承 19名 - -
役割機能強化研修 語学力強化(GAME)・技術アカデミー・技術講座 GAME 358名 - -
技術アカデミー・技術講座 166名 - 95日/年
海外・語学研修 外国語習得、レベル向上を目的とした留学 国内派遣2名
※コロナ禍要因で国内に変更
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ヤマハビジネススクール 従業員の自発的な学習を支援(通信教育) 340名 - -
セカンドライフ準備セミナー 定年2年前の従業員に、定年以降の生き方を考える機会と情報を提供 93名 1日 3日/年
TOEIC社内公開試験 オンライン/リアル 延べ403名 - オンライン/2回
リアル/0会場
育休中の部下を持つ管理職向けセミナー 育休を取得した部下の職場復帰後の成長促進について考察・準備する、上司向け研修 36名 1日 2日/年
育休復職前セミナー 育休者のスムーズな職場復帰とキャリア形成をサポートする研修 30名 1日 3日/年

ヤマハグループでは、あらゆる人材に対し、能力開発およびキャリアアップの機会を公平かつ差別なく提供することを基本に、事業活動の基幹となるマネジメント人材の育成に取り組んでいます。
国内では、階層別研修を通じてキャリアステージに応じた個々のレベルアップを図りつつ、職務を通じてマネジメント人材の育成に取り組んでいます。また、グループ人材教育に関するガイドラインを整備し、グループ企業の計画的な教育を後押しすると同時に、海外のローカル人材を含む選抜従業員を対象としてグローバル選抜研修を実施し、グローバルでマネジメントを担える人材を計画的に育成しています。

ヤマハグループは、“Made in Yamaha”品質を維持・向上させるため、各生産拠点の機能・役割の明確化を図り、それぞれにおいてものづくりを支える人材の育成を推進しています。
高付加価値商品の生産拠点である日本国内の各工場では、競争力のある製造技術開発を支える人材育成、楽器製造におけるコア技能の伝承に注力しています。中国、インドネシア、マレーシア、インドの各工場においては、日本から技術者・監督者を派遣し、日本で培われたものづくりの基幹技術をベースに人材の育成を進めるとともに、製造拠点共通の階層別研修により各工場の中核人材育成を行い、日本の工場と同様の高品質な製造拠点としての基盤を強化しています。

ヤマハグループは、事業を営む世界各地の拠点で現地の人材を重要ポストに登用すると同時に、次世代経営・中核人材の創出に向け、経営の中核となるポジションをグローバルで一元管理し、後継者計画を推進するための仕組みづくりを進めています。2018年度にコアポジション人材を一元管理するためのグループ統一基準(グローバル・グレード)と基準に対応した人材要件を確定し、それを基盤に以下4テーマを推進、各分野の人材育成プログラムを展開しています。

  1. コアポジション人材の一元管理
    コアポジション人材(現職者および後継候補者)を可視化し管理するタレントマネジメントシステムの構築と運用
  2. コアポジション人材の配置・育成
    グループ全体最適の視点による、出身国や原籍企業の枠を超えたベストマッチングの配置・育成
  3. 評価・処遇
    優秀な人材の獲得とリテンションのための、グループ企業間で整合かつバランスの取れた評価基準および処遇の設定
  4. 育成・サクセッションプラン
    後継者育成計画の作成・実行

ヤマハグループでは、成果評価と成長支援という双方の視点から、全ての従業員を対象に定期的な面談を実施しています。従業員とその上司が、会社・部門の目標やミッションと各人の役割・目標の認識を合わせた上で、達成度と今後の課題、能力開発の方向性を確認しています。
加えて、ヤマハ(株)では若年層育成の一環として、入社2年目、4年目、6年目の節目に、従業員と会社(人事部門スタッフ)が育成目標に対する成長度合いやキャリアプランについて確認し、意見を交わす面談を実施しています。社会人基礎力の醸成とともに、従業員一人一人のやりがいの向上や、業務上の悩み・不安の解消にもつながるよう会社として全面的な支援を行っています。
また、これらの面談が従業員の適正な評価や効果的な成長支援につながるよう、面談を行う管理職に対する評価者研修やOJT担当者を対象者としたOJTトレーナー研修も実施しています。