[ 画像 ] 今週の音楽記事から 音楽ジャーナリストの眼 毎週月曜更新

クラシック:記事一覧

毎日新聞 │配信日: 2018/8/13

<Interview>飯守泰次郎 “読み直し”で上演活性化 新国立劇場・オペラ芸術監督を振り返る

 東京・新国立劇場(新国)の飯守泰次郎・オペラ芸術監督の6年間の任期(参与を含む)が終わる。この間、新国は話題や論議を呼ぶ上演が増え、昨年度はチケット収入も最高益を記録した。 飯守が新国において自らプロデュースした初仕事は2014年のワーグナー《パルジファル》。演出にド...

読売新聞 │配信日: 2018/7/30

[評]ミシェル・ルグラン・トリオ公演 渋い歌声 甘美なピアノ

 音楽や映画の魅力に目覚めた若い頃、巨匠ミシェル・ルグランの名前も自然と覚えた。彼が音楽を手がけたゴダール監督の作品やミュージカル映画「シェルブールの雨傘」は、「見なければならない名作」とされていた。ルグランが紡ぎ出したロマンチックでメランコリックな旋律は、映像とともに...

毎日新聞 │配信日: 2018/7/30

<新・コンサートを読む>新国立劇場の「フィデリオ」 生きているベートーベン=梅津時比古

 真理や理想は時代によって変わる。それは日常の経験に照らし合わせると明らかである。ガリレオの時代、真理であった天動説は次の時代に誤りとされた。革命や政変が起こる度にそれまでの時代の理想は否定される。社会の変化に伴い、宗教も思想も変わり続ける。今、私たちが真理と思っている...

ライター記事 │配信日: 2017/4/27

世界中でもっともライヴを聴きたいと切望されているピアニスト、グリゴリー・ソコロフのCD&DVDが登場

 長年、「幻のピアニスト」と呼ばれ、現在はヨーロッパで活発な演奏活動を行い、そのつど大きな話題を呼んでいるロシアのグリゴリー・ソコロフは、いま世界中でもっともライヴを聴きたいと切望されているピアニストではないだろうか。 もちろん、1990年以降は来日公演がないため、日本...

ライター記事 │配信日: 2017/4/24

シューマン、ベートーヴェン、シューベルトからの“特別”な3作品。 その豊かな響きから、作曲当時の彼らの心模様が鮮やかによみがえる

(取材・文/原納暢子)●天才たちのロマンチシズムに酔いしれる 若草色のロングドレスで伊藤恵が登場するや、開演前の緊張した空気が和らいで、ステージが春めいて見えた。誘われるように深呼吸して、演奏を待つ束の間もうれしい気分になる。 興味深いプログラム、何か意図があるのだろ...

ライター記事 │配信日: 2017/4/10

その夜、シューベルトの「無言の歌曲」はみごとに音となり、「純音楽的おしゃべり」が繰り広げられた

(取材・文/澤谷夏樹) ピアノ演奏にも流派があって、ヨーロッパ各国やアメリカの流れをくむ系統が、世界のさまざまな地域で綿々と受け継がれている。その中でも有力なのがロシアン・スクール。現在のロシア連邦で守られてきた演奏スタイルを継承する。出身演奏家それぞれの特徴は一様では...

ライター記事 │配信日: 2017/4/3

ピアノとバイオリンが放つ、デュオとは思えないスケール感に圧倒される

(取材・文/森 朋之) 塩谷哲(ピアノ)が古澤巌(バイオリン)を招いて行われたコンサート「塩谷哲 Special Duo with 古澤巌」。塩谷のオリジナル曲からA.ピアソラの「アヴェ・マリア」、A.ヴィヴァルディの「四季」より「冬」といった幅広いジャンルの楽曲によっ...

ライター記事 │配信日: 2017/3/30

世界有数のオペラハウス、コンサートホールで聴く音楽は、聴き手を異次元の世界へと運んでくれる

 世界には高度な音響を誇り、威風堂々とした外観と凝った内装をもつオペラハウスやコンサートホールがいくつも存在する。 そのなかで、とりわけ伝統と格式を重んじているのがヨーロッパのオペラ界を代表し、イタリア・オペラの最高峰に君臨するミラノ・スカラ座である。 通常のオペラハウ...

ライター記事 │配信日: 2017/3/28

その演奏は、聴衆の想像力をかきたて、拍手も忘れるほどに心を奪った

(取材・文/原納暢子) クラシックは「題名のない音楽」が多いが、この日は「子供の領分」「展覧会の絵」などと「題名のある音楽」のコンサート。ピアニストのクシシュトフ・ヤブウォンスキが、1曲1曲の情景が目に浮かぶような演奏を終始展開し、品のいい安定感のある表現でホールを包み...

ライター記事 │配信日: 2017/3/23

ラファウ・ブレハッチの新譜は、待望の《バッハ・リサイタル》

 ポーランド出身のピアニスト、ラファウ・ブレハッチは、2005年のショパン国際ピアノ・コンクールの覇者である。同コンクールでは、マズルカ賞、ポロネーズ賞、ソナタ賞、コンチェルト賞などの副賞をすべてひとりで授賞するというコンクール史上初の快挙を成し遂げた逸材で、そのピアノ...