[ 画像 ] 今週の音楽記事から 音楽ジャーナリストの眼 毎週月曜更新

クラシック:記事一覧

毎日新聞 │配信日: 2020/9/28

<新・コンサートを読む>コロナ後初のオペラ上演《カルメン》 照射される愛の本質=梅津時比古

 東日本大震災の津波にすべてが流されてゆくテレビ映像を見て、「もう元に戻れない」と多くの人が感じたことは、その後のさまざまな発言で分かった。私自身は長い間、罪意識に襲われ続けた。しかし、9年たって現地を除けば社会は「元に戻って」しまった。私自身の罪意識も霧散してしまった...

読売新聞 │配信日: 2020/9/28

愛する音楽 詰め込んだ 葉加瀬太郎 デビュー30周年

 ◎ええやん! かんさい ■FRI エンターテインメント  ◆公演中止で「気合の新作」  バイオリニスト、葉加瀬太郎は今年、デビュー30周年。数年前から計画したオーケストラ公演を春から、夏場にはジャズクラブでの公演を……と意気込んでいたが、コロナ禍ですべて白紙に。でも、...

毎日新聞 │配信日: 2020/9/14

<特薦盤>クラシック 梅津時比古・選

 ■ブッフビンダー(ピアノ)/ディアベッリ・プロジェクト(グラモフォン) 作曲と出版を行っていたアントン・ディアベッリは、1819年に自作の主題を基に50人の作曲家に1曲ずつ変奏曲を書いてもらう大変奏曲集を企画した。候補の一人だったベートーベンは拒否したものの、その後、...

毎日新聞 │配信日: 2020/8/31

<音のかなたへ>クリームとユカと砂浜

 藤井聡太棋聖の快進撃がきっかけで、人工知能(AI)が将棋の世界で重視されることが門外漢にも伝わってきた。対局者の指す手の意味をAIが評価する。音楽でもすでにAIに作曲させたり、演奏を学ばせる試みもあるようだ。将棋のように、AIによる評価をコンクールや批評で活用する案も...

ライター記事 │配信日: 2017/4/27

世界中でもっともライヴを聴きたいと切望されているピアニスト、グリゴリー・ソコロフのCD&DVDが登場

 長年、「幻のピアニスト」と呼ばれ、現在はヨーロッパで活発な演奏活動を行い、そのつど大きな話題を呼んでいるロシアのグリゴリー・ソコロフは、いま世界中でもっともライヴを聴きたいと切望されているピアニストではないだろうか。 もちろん、1990年以降は来日公演がないため、日本...

ライター記事 │配信日: 2017/4/24

シューマン、ベートーヴェン、シューベルトからの“特別”な3作品。 その豊かな響きから、作曲当時の彼らの心模様が鮮やかによみがえる

(取材・文/原納暢子)●天才たちのロマンチシズムに酔いしれる 若草色のロングドレスで伊藤恵が登場するや、開演前の緊張した空気が和らいで、ステージが春めいて見えた。誘われるように深呼吸して、演奏を待つ束の間もうれしい気分になる。 興味深いプログラム、何か意図があるのだろ...

ライター記事 │配信日: 2017/4/10

その夜、シューベルトの「無言の歌曲」はみごとに音となり、「純音楽的おしゃべり」が繰り広げられた

(取材・文/澤谷夏樹) ピアノ演奏にも流派があって、ヨーロッパ各国やアメリカの流れをくむ系統が、世界のさまざまな地域で綿々と受け継がれている。その中でも有力なのがロシアン・スクール。現在のロシア連邦で守られてきた演奏スタイルを継承する。出身演奏家それぞれの特徴は一様では...

ライター記事 │配信日: 2017/4/3

ピアノとバイオリンが放つ、デュオとは思えないスケール感に圧倒される

(取材・文/森 朋之) 塩谷哲(ピアノ)が古澤巌(バイオリン)を招いて行われたコンサート「塩谷哲 Special Duo with 古澤巌」。塩谷のオリジナル曲からA.ピアソラの「アヴェ・マリア」、A.ヴィヴァルディの「四季」より「冬」といった幅広いジャンルの楽曲によっ...

ライター記事 │配信日: 2017/3/30

世界有数のオペラハウス、コンサートホールで聴く音楽は、聴き手を異次元の世界へと運んでくれる

 世界には高度な音響を誇り、威風堂々とした外観と凝った内装をもつオペラハウスやコンサートホールがいくつも存在する。 そのなかで、とりわけ伝統と格式を重んじているのがヨーロッパのオペラ界を代表し、イタリア・オペラの最高峰に君臨するミラノ・スカラ座である。 通常のオペラハウ...

ライター記事 │配信日: 2017/3/28

その演奏は、聴衆の想像力をかきたて、拍手も忘れるほどに心を奪った

(取材・文/原納暢子) クラシックは「題名のない音楽」が多いが、この日は「子供の領分」「展覧会の絵」などと「題名のある音楽」のコンサート。ピアニストのクシシュトフ・ヤブウォンスキが、1曲1曲の情景が目に浮かぶような演奏を終始展開し、品のいい安定感のある表現でホールを包み...