[ 画像 ] 今週の音楽記事から 音楽ジャーナリストの眼 毎週月曜更新

クラシック:記事一覧

毎日新聞 │配信日: 2019/2/18

<特薦盤>クラシック 梅津時比古・選

 ■小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ、アンネ=ゾフィー・ムター(バイオリン)/チャイコフスキー《交響曲第5番ホ短調》ほか(グラモフォン) 昨年12月5日、東京・サントリーホールでの「ドイツ・グラモフォン・ガラ・コンサート」のライブ。《交響曲第5番ホ短調》の冒頭...

毎日新聞 │配信日: 2019/2/18

<新・コンサートを読む>コパチンスカヤのバイオリンリサイタル 黒い土を浄化してゆく音=梅津時比古

 黒々とした土と言えば、どのようなイメージを持つだろうか。たとえば、森の中の黒い土を思い浮かべ、肥沃(ひよく)な土地、木も草も豊かに茂る所と考えても、誰も奇妙には思わないだろう。 ところが、欧米の人の感覚は別のようである。「黒い森」(ドイツ南西部)という名称の一帯を抱え...

毎日新聞 │配信日: 2019/2/11

<Topics>三上かーりんさんを悼む 学び合い、相互理解伝え

 その日だけ、午前中、東京に雪が降ったのが悲しかった。前の日も次の日もからりと晴れていたのに。1月12日はどんよりとした灰色の雲が垂れ込め、冷気が足元に沈み込む。まるでドイツの冬のような天気であった。カトリック徳田教会(東京都練馬区)は、2棟が塔でつながっている古い石造...

ライター記事 │配信日: 2017/4/27

世界中でもっともライヴを聴きたいと切望されているピアニスト、グリゴリー・ソコロフのCD&DVDが登場

 長年、「幻のピアニスト」と呼ばれ、現在はヨーロッパで活発な演奏活動を行い、そのつど大きな話題を呼んでいるロシアのグリゴリー・ソコロフは、いま世界中でもっともライヴを聴きたいと切望されているピアニストではないだろうか。 もちろん、1990年以降は来日公演がないため、日本...

ライター記事 │配信日: 2017/4/24

シューマン、ベートーヴェン、シューベルトからの“特別”な3作品。 その豊かな響きから、作曲当時の彼らの心模様が鮮やかによみがえる

(取材・文/原納暢子)●天才たちのロマンチシズムに酔いしれる 若草色のロングドレスで伊藤恵が登場するや、開演前の緊張した空気が和らいで、ステージが春めいて見えた。誘われるように深呼吸して、演奏を待つ束の間もうれしい気分になる。 興味深いプログラム、何か意図があるのだろ...

ライター記事 │配信日: 2017/4/10

その夜、シューベルトの「無言の歌曲」はみごとに音となり、「純音楽的おしゃべり」が繰り広げられた

(取材・文/澤谷夏樹) ピアノ演奏にも流派があって、ヨーロッパ各国やアメリカの流れをくむ系統が、世界のさまざまな地域で綿々と受け継がれている。その中でも有力なのがロシアン・スクール。現在のロシア連邦で守られてきた演奏スタイルを継承する。出身演奏家それぞれの特徴は一様では...

ライター記事 │配信日: 2017/4/3

ピアノとバイオリンが放つ、デュオとは思えないスケール感に圧倒される

(取材・文/森 朋之) 塩谷哲(ピアノ)が古澤巌(バイオリン)を招いて行われたコンサート「塩谷哲 Special Duo with 古澤巌」。塩谷のオリジナル曲からA.ピアソラの「アヴェ・マリア」、A.ヴィヴァルディの「四季」より「冬」といった幅広いジャンルの楽曲によっ...

ライター記事 │配信日: 2017/3/30

世界有数のオペラハウス、コンサートホールで聴く音楽は、聴き手を異次元の世界へと運んでくれる

 世界には高度な音響を誇り、威風堂々とした外観と凝った内装をもつオペラハウスやコンサートホールがいくつも存在する。 そのなかで、とりわけ伝統と格式を重んじているのがヨーロッパのオペラ界を代表し、イタリア・オペラの最高峰に君臨するミラノ・スカラ座である。 通常のオペラハウ...

ライター記事 │配信日: 2017/3/28

その演奏は、聴衆の想像力をかきたて、拍手も忘れるほどに心を奪った

(取材・文/原納暢子) クラシックは「題名のない音楽」が多いが、この日は「子供の領分」「展覧会の絵」などと「題名のある音楽」のコンサート。ピアニストのクシシュトフ・ヤブウォンスキが、1曲1曲の情景が目に浮かぶような演奏を終始展開し、品のいい安定感のある表現でホールを包み...