デザインオフィス「nendo」とヤマハで協働制作したプロトタイプスピーカー「Sound Vessel」を参考展示

2024年3月30日(土)~2024年4月15日(月)ヤマハ 銀座店1Fに展示

ヤマハ株式会社は、佐藤オオキ氏率いるデザインオフィスnendo(ネンド)と協働で制作したプロトタイプのスピーカー「Sound Vessel」を2024年3月30日(土)~2024年4月15日(月)まで展示します。本スピーカーは「水を入れたグラスのフチを指でなぞることでグラスを振動させ音を奏でる」グラスハープの操作形態をイメージしつつ、家具のように生活空間に溶け込むことをコンセプトに制作を行いました。本企画展示を通じて、新たな価値探索・試聴体験の提案を行ってまいります。

経緯

当社は2015年より新規事業推進の一環として社内公募制度「Value Amplifier」という枠組みを設置しています。その活動のひとつとして、既存の枠にとらわれない新たなコンセプトを多数生み出しているnendoと、新たな製品を生み出したいという思いから本協業がスタートしました。nendoとの協議の中でコンセプトを発展させた、「現代の音楽との関わり方やライフスタイルに焦点を当てた、家具のように生活に溶け込むスピーカー」というコンセプトの具現化に着手しました。この度、本コンセプトを元に出来上がったプロトタイプスピーカー「Sound Vessel」の展示を行います。本企画は、2023年4月に新設され、社外とのオープンイノベーションを推進する当社ミュージックコネクト推進部の社外との協業の一環として実施いたします。

主な特長

1. デザインオフィスnendo制作の生活空間に溶け込むデザイン

佐藤オオキ率いるデザインオフィスnendoと、グラスハープをモチーフに体験デザインを協議しながら制作を行いました。イノベーティブ・プラスチックの「NAGORI®」を使用することで、陶器のような質感と共に生活空間に溶け込む音響機器のデザインを実現しました。

  • 「NAGORI®」とは
    海水ミネラル成分を利用した、環境に配慮したイノベーティブ・プラスチックです。樹脂でありながら陶器のような肌触りを実現しています。

2. 「フチをなぞる」操作形態

コップやお皿のようにわずかに立ち上がった本体のフチを優しく指でなぞることで、内部の静電容量型センサーが反応し操作を行うことができます。

再生・停止
フチをタップすることで再生・停止が行えます。

曲送り・曲戻し
フチをなぞると曲送り・曲戻しが行えます。また、遅くなぞると曲中のスキップなど、なぞり方によってインタラクティブな変化も楽しめます。

その他、フチを長押しすることで音量を調整や2本指でフチをなぞるような動作を行うことで空間に馴染むローファイなサウンドに変化するエフェクトをかけることができます。

「Sound Vessel」展示概要

期間:2024年3月30日(土)~2024年4月15日(月)11:00~18:00
ヤマハ銀座店の営業日・営業時間に準じます。
会場:ヤマハ銀座店1階(東京都中央区銀座7-9-14)
料金:無料(予約不要)
内容:Sound Vesselの操作、筐体を試聴・体験いただけます。

  • 試聴楽曲は当社が用意した楽曲となっています。あらかじめご了承ください。

デザインオフィスnendo(代表:佐藤オオキ)

2002年に設立されたデザインオフィス。東京とミラノに拠点を持ち、建築、インテリア、プロダクト、グラフィックと多岐に渡るデザインを手掛ける。東京オリンピックの聖火台デザインを担当し、現在は今年運行予定のフランス高速鉄道 TGV 新型車両のデザインに取り組むほか、2025 年開催予定の大阪・関西万博日本政府館総合プロデューサー / 総合デザイナーを務める。

*掲載情報はすべて発表日現在のものです。発表日以降に変更となる可能性もありますので予めご了承ください。

お問い合わせ先

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ヤマハ株式会社 コーポレート・コミュニケーション部
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