おとの森

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おとの森
おとの森

おとの森とは?

楽器に適した木材を生みだすサステナブルな森を「おとの森」と呼び、
そのような森を社会と一体となって実現するおとの森活動を国内外の各地で行っています。
楽器に欠かせない木材、その中でも楽器の性能や価値に直接大きな影響を与える木の種類に着目し、
木材を使いながら守る「サステナブルな森づくり」を目指しています。

SUATINABLE DEVELOPMENT GOALS

活動エリア

気候や文化も全く異なる世界各地でおとの森活動を展開しています。
それぞれのエリア×木の種類の写真をクリックすると、育てている木、活動地域などプロジェクトの内容についてご覧いただけます。

サステナブルな森を実現するための3つの柱(森づくり、木材の使い方、木育)

森では木が育ち、そして木材として加工され、製品になって世界に広がっていきます。
森のこと、木のことをバラバラに考えるのではなく、森、地域社会からものづくりへの流れを、総合的な目線で考えています。
そして、森から生まれる木の使い方を、より多くの人々に、そして次の世代に引き継いでいくために、木育にも力を入れています。

森づくり~サステナブルを目指して

森づくり~サステナブルを目指して

楽器に適した木材に育てていくには、森の高度な管理と長い年月が必要です。樹木の立地環境は多種多様。樹木そのものへの理解を深めながら、森林管理が地域の産業、人々の生活の一部になるように、地域に合った森林保全モデルを作って実証し、互いのニーズにあった森づくりを目指しています。

木材の使い方~さらなる価値を引き出す

木材の使い方~さらなる価値を引き出す

楽器づくりでは、材料の微妙な変化が音や加工に影響します。内部の割れ、木目の角度、節の入り方、色のばらつきは自然の産物である木材の良い特徴でもありますが、楽器づくりにとっては欠点でもあります。欠点だらけの木を楽器に使えるように再生する技術や、従来使い道がないと言われ続けていた木を使うための技術を開発し、製品への実装を進めています。廃材利用ではなく、使いこなせていない「未利用材」の活用技術として、森と社会、音楽のことを考えた木の使い方を提案します。
*未利用材:楽器づくりにおいて木材を厳選し加工する過程で発生する不使用材や端材のこと。

森づくり~サステナブルを目指して

木育~森と音楽をつなぐ

木を身近に感じ使うことで、人と木、森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育む「木育」。楽器という木材製品を100年以上作り続けてきた総合楽器メーカーのヤマハだからこそ提案、発信できる「木の個性や、森と人のつながり、尊さ」があります。森から木が生まれ、音が生まれ、音楽と共に100年先の未来へ。音・音楽の観点からもっと森を身近に感じる、おとの森の「木育」を展開しています。

カスタネット手作りワークショップ

カスタネット手作りワークショップ

楽器の製造工程や研究過程から出る未利用材を使ったカスタネット手作り体験ができるワークショップを各地で実施しています。このワークショップでは、様々な種類の木がどんな楽器に使われているかを知ることができ、さらにそれぞれの色や木目、重さなどの特徴を見極めながら、自分のカスタネットに使いたい木を選び、オリジナルのカスタネットを作って、演奏を楽しむことができます。
楽器と木、そして森との繋がりを、体感できるワークショップとして、社内外のイベントにて子供から大人までご参加いただいています。