メトロポリタン美術館が新たにオープンする子ども向けの
インタラクティブ・ラーニング・スペースの一区画をヤマハがデザイン
6つの音の作品群「マテリアルオーケストラ」を制作
ヤマハ株式会社は、アメリカ・ニューヨーク市のメトロポリタン美術館が現地時間2023年9月9日(土)にオープンする同館付属の子ども向けインタラクティブ・ラーニング・スペース「81st Street Studio」の、音楽エリアのデザインを担当しました。
![[ 画像 ] Courtesy of The Metropolitan Museum of Art](/ja/news_release/files/news/23090801/images/2309080101.jpg)
メトロポリタン美術館は、先史時代から現代まで5000年以上にわたる世界各地のアートを所蔵している、世界的に著名な美術館です。今回メトロポリタン美術館が同館に付属する新施設としてオープンする「81st Street Studio」は、子どもたちが科学とアートに触れて遊べるインタラクティブなスペースです。約330平方メートルの空間で、創造性や問題解決力を刺激するデジタルやアナログの体験を提供し、物質的な探求を通して科学とアートのつながりを若い世代に伝えます。
この「81st Street Studio」の一区画である「インタラクティブ・ミュージカル・ステーション」のデザインを、ヤマハ株式会社デザイン研究所が担当しました。子供たちが音の発音原理やその機構、素材そのものが持つ特有の音などを学べるように、「マテリアルオーケストラ」と題した6つの音の作品群を制作しました。各作品に組み込まれた弦楽器、打楽器、吹奏楽器の基本的な機構や発音の物理現象を体感することで、豊かな音の世界に触れることができ、子どもたちの感性を育みます。
当社は、文化や芸術で満ちた「81st Street Studio」という新しい世界で、好奇心に溢れた音を通して、子どもたちに多くの発見をもたらしたいと考えています。
ヤマハ デザイン研究所 所長 川田学のコメント
今回デザインしたのは、多彩な素材からさまざまな種類の音が生まれる面白さや、不思議さを実体験してもらう6つの作品群です。叩いたり、弾いたり、乗っかったりしながら、自然界の音、生活の中で聞く音、また楽器の音に思いを巡らせることができます。世界有数のミュージアムに付属した施設、好奇心溢れる子どもたちが自由に散策できる場所に設置されるため、リアルな音現象を体で感じることにこだわりました。デジタル機器で必要な情報を瞬時に得られる便利な時代ですが、事物に手で触れ、発する音に耳を澄まし、思い思いに工夫しながら、音で楽しむ方法を自分なりに発見して欲しいです。
6つの音の作品群「マテリアルオーケストラ」
Marimba Woods
Standing String
Woodpecker Chime
Wall Castanet
Sound Surfboard
Bellows-Pipe-Organ
関連ウェブサイト
- ヤマハ デザインサイト「マテリアルオーケストラ」紹介ページ
https://www.yamaha.com/ja/about/design/events_topics/material_orchestra/ - メトロポリタン美術館ウェブサイト(英語)
https://www.metmuseum.org/
- ※Rendering of 81st Street Studio, designed by KOKO + Design. Image: Brick Visual
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