ニューヨークのメトロポリタン美術館が9月9日、子供向けの新しいインタラクティブ・ラーニング・スペース「81st Street Studio」をオープンします。この新施設は、子供たちのための科学とアートの遊び場となる3,500平方フィートのスペースはKOKO Architecture + Designの設計により改修されました。子供たちに美術館所蔵の百科事典のようなコレクションの探求を促し、好奇心を刺激し、新しい体験を提供する新たな方法を提案するインタラクティブな空間となります。
ヤマハ株式会社は、この空間の一区画であるインタラクティブミュージカルステーションのデザインを担当しました。子供たちが音の発音原理やその機構、また素材そのものがもつ特有音などを学べるように、マテリアルオーケストラと呼ばれる6つからなる音の作品群を創出しました。各作品に組み込まれた弦楽器、打楽器、吹奏楽器の基本的な機構や発音の物理現象を体感することで豊かな音の世界に触れることができ、子供たちの感性を育みます。
「81st Street Studio」という子供たちのために開かれた文化や芸術で満ちた新しい世界で、好奇心に溢れた「音」を通して多くの発見を子供たちにもたらせればと思います。
