[画像] 管弦打デジタル生産部

好きなことを仕事にする

トロンボーン製作

冨森 亮太(龍谷大学卒)
管弦打デジタル生産部 管楽器組立グループ

わたしの応募動機

『楽器を仕事にしたい』という夢を叶えられるピッタリの仕事だと思いました。
ピアノ、エレクトーン、トロンボーンと楽器の演奏に学生時代を注いできた私にとって「楽器づくり」というのは全く新しい音楽との関わり方であり未知の世界でもありました。
一流プレイヤーをはじめ、音楽を愛する全ての人々に楽器を届ける仕事。そんなスケールの大きさに憧れて志願しました。

仕事と演奏。その両立のポイントとは

何事にも楽しさを忘れないことがポイントです。難しい仕事や大変な曲もそれをクリアする過程を楽しみとしています。そうして生まれた自分にしかない感性や技術を習得できた時、それが仕事や演奏に活きた時には大きな達成感を得ることができます。
ただ、あくまで自分のペースで無理をしすぎないことも大事ですね。

仕事のOne Scene

トロンボーンの最終検査と調整を担当しています。
工場の全ての工程を通り、組み立てられた楽器を丁寧に検査し、実際に音を鳴らしてチェックします。小さなキズや少しの動作の違和感も見逃せません。長年の演奏経験を基に培った知識と感性で、「この楽器を買う人にはこういった調整が必要だろう」というところまで想像しながら検査、調整しています。
ケースに梱包され出荷されていく姿を見て少し寂しい気持ちになったりもしますが、店頭に自分が検査した楽器が並んでいるのを見るととても誇らしい気持ちになります。

[画像] 抜差し調整

抜差し調整

抜差管がスムーズに操作できるよう調整を行います。わずかな力加減で動かなくなってしまうので、繊細な作業が求められます。

[画像] 最終検査

最終検査

完成した楽器の外観や機能を目視と吹奏でチェックしていきます。私が合格を出したものが世界の楽器店に並ぶことを想像すると誇らしくなります。

ある日のスケジュール

6:00 起床、朝食
6:30 出勤 (自家用車)
7:30 ヤマハ豊岡工場に到着、ラジオ体操と作業の準備を始めます。
8:00 朝礼の後、出荷検査を始めます。
10:00 10分休憩
12:10 昼食 (楽団の先輩とお菓子を食べながら雑談しています!)
12:50 午後の業務 出荷検査及びレバーや抜差管の最終調整を行います。
15:00 10分休憩
16:45 終業(楽団以外の日は残業の場合も)
17:00 退社(楽団の練習場へ)
19:00 楽団で練習開始
21:00 団全体練習終了(残って個人練習する時もあります)
22:00 帰宅(夕食/入浴/洗濯等)
23:30 就寝