ハーモニカのしくみ
パーツの名前を知ろう

1つの音を出す時に1つのリードが鳴るタイプの、最も一般的なハーモニカは、単音ハーモニカ、あるいはシングルハーモニカと呼ばれます。

ハーモニカの各名称

ハーモニカの全体表示
  • 本体(ボディ)
  • カバー
  • プレート
  • リード
  • マウスピース

※各名称を選択すると、該当するパーツを拡大します

ハーモニカのカバーを外すと、黄色っぽい金属が現れます。この板状の物がプレートです。
その上に細長くいくつも付いているのがリードで、弁とも呼びます。
隠れていて見えませんが、リードの下には長方形の窓が開いています。リードと窓は相似形になっていて、窓の方が一回り大きく、リードの左右と先端にはわずかに隙間を取ってあります。つまり、リードの下は完全に抜けているわけです。
リード自体はアルファベットのTのような形をしています。リードが見えている所と見えていない所が交互にありますが、見えていない所にも、下側からTの向きが逆のリードが付いています。

リードが交互についているのは、ハーモニカには吹き吸いがあるからです。吹いても鳴らずに吸うと鳴るのが上側の見えているリード、その逆に吹くと鳴るのが見えていない下側です。つまり、吹くリードと吸うリードが交互に並んでいるのです。
基本的にはドミソが吹音、レファラシが吸音と決まっています。

リードの模式図

リードの模式図
吸うと上側のリードが、吹くと下側のリードが振動して鳴る。

単音ハーモニカの断面図

単音ハーモニカの断面図

構造的には全部吹く音にもできますが、その場合、隣のリードが鳴らないように間を開ける必要が生じ、左右の口の移動が増えて演奏が大変になります。また、息を吸わずに吹くだけで演奏すると、ワンフレーズ演奏するだけで苦しくなってしまう、ということもあります。ハーモニカは吹き吸いがあるからこそ、曲がスムーズに演奏できるのです。