研究者紹介:藤原 舞

所属 研究開発統括部. 第1研究開発部 感性計測グループ
業務内容 感性計測技術の開発と社内展開促進
学生時代の専攻 人間科学
入社年度 2007年度

現在の仕事内容

感性計測技術の開発をしています。感性計測技術では、ヒトの感性を科学的に取り扱い、企画・開発・生産へ活用することをめざしています。

ヤマハは職人や担当者達の技術やノウハウに支えられてきましたが、それを個人や狭い組織の中での暗黙知にとどめるのではなく、皆で共有できる形にすることにより、技術伝承力や多様化する市場への対応力などを強化させ、さらにヤマハを強くできるのではないか、という想いから始まっています。現在は、古典的な心理学から最新の心理統計学やAI・機械学習などを組み合わせ、ヤマハ独自の技術開発に取り組んでいます。

さらに最近では、技術の社内展開にも力を入れています。社内では比較的新しい技術なので、現場に技術を定着させるのに苦労することが多くあります。このため、技術コンサルティングができる人材を育成し、現場と一緒になって「どんな課題にどうやって技術を適用させていくか」を考える仕組みを構築しています。研究開発では、新しい技術を生み出す力だけでなく、その技術を現場で役に立つ形にする力も重要だと思います。

自分の生き方も大切にしながら、専門性も実現する

職場には多様な専門や考えを持った人が集まっています。私の職場は、お互いの専門や考えを尊重しつつ、意見交換しながら互いを刺激し合い、より良い組織づくりにつなげていこうとする人達が多くいます。

多様さはプライベートな事情も含みます。私は就学前の小さい子供がいます。
子供の体調不良でお休みが続いたりと仕事と家庭の両立が大変な時もありますが、職場の仲間がサポートしてくれますし、自分の生活スタイルに合わせてテレワーク等を活用できる環境があります。また、子育て中に得られた発見やノウハウをメンバーに共有しながら、研究へ活かすこともあります。

専門性を磨くことはもちろんのこと、自分の生き方も大切にしつつ、職場の仲間と刺激し合い、組織に貢献できる力に変えていく。そんな働き方が実現できる職場だと思います。

関連技術:感性計測技術