2015 TOKYO MOTOR SHOW edition

アコースティックの演奏感はそのままに、日々の練習からステージ演奏まで様々なシーンに適応したサイレントチェロ™・サイレントバイオリン™が、クリーン＆サイレントなEV二輪コンセプトモデルとシンクロし呼応する形で、新たな装いをまといました。

時代の変化の中で、様々な道具がアナログからデジタルへ、アコースティックからエレクトリックへと変わってきました。楽器も同様にテクノロジーの進化で、新しい演奏性や表現力を身に付け、時代の要望や演奏者の想いに応えるべく進化し続けています。その一方で、長い年月によって培われた楽器の本質としての演奏性や音色を尊重し、変化しないことを選択する部分もあります。電子楽器は、進化と不変の間で絶妙なバランスをとっている道具です。

ヤマハ発動機がデザインした「PES2」と「PED2」における、「電動化の特性を活かしながら、既存のモーターサイクルファンにも違和感のない操作感とPassionを感じる新感覚の走りの実現」というコンセプトには、サイレント弦楽器との共通する理念があります。今回、その理念を念頭に、EVのプロトタイプにインスパイアされたクリーンでハイテクなイメージのCMF（カラー・マテリアル・フィニッシュ）を取り込むことに挑戦しました。弦楽器の基本とも言える指板・テールピース・弦はそのままに、本体には静粛性とクリーンさをイメージさせるパールホワイト、もっとも大切な駒の部分には、ハイテク感とPassionを感じさせるブルーのアルマイト仕上げを採用しています。

現行のサイレントチェロ™・サイレントバイオリン™とは異なり、アコースティック楽器のフィニッシュから離れたその質感表現は、「要素を省いた機能的なシルエットに宿る、アコースティックな魅力」を更に惹きたて、サイレント弦楽器の新たな魅力を見せています。

サイレントチェロ™、サイレントバイオリン™と合同展示されるEV二輪コンセプトモデル。
電動ならではの特性に加え、既存のモーターサイクルファンにも違和感のない操作感と、Passion を感じる新感覚の走りを実現するEV二輪のコンセプトモデル。
Street スポーツの「PES2」と、Dirt スポーツの「PED2」は、フレームを兼ねるモノコック構造の新パワーユニット( ヤマハ・スマートパワー・モジュール) を共有しています。

Resonator125
125cc ロードスポーツ

時が経つほどに愛着が湧いてくる。走っても眺めても心に響いてくる。
Resonator125 は、故新融合をコンセプトにしたロードスポーツモデル。ヤマハ伝統の軽量・スリム・コンパクトなスポーツ性を追求した車体と新しいメーター周りのデバイス、さらに音楽のヤマハが誇る楽器製造とのクラフトマンシップが融合。これからモーターサイクルの楽しさに出会う人々、そして、幾台ものマシンを乗り継いできたベテランライダー双方に楽しんでもらえる一台としています。