Industrial Instruments

現代の文脈で楽器を再解釈した作品を、デザイン・ミュージアム(ロンドン)でライブ演奏。

ヤマハ株式会社は、2020年2月1日にデザイン・ミュージアム(ロンドン)にてコンセプト楽器「Industrial Instruments」を用いたライブ演奏のイベントを開催。本イベントは、デザインミュージアムロンドンが開催したサウンドアーティスト:スズキユウリ氏の企画展「Sound in Mind」内の一プログラムとして同氏と共同で発表しました。
「Industrial Instruments」は、スズキユウリ氏と共同で研究開発したアコースティック楽器のコンセプトモデル群であり、現代の文脈から「楽器を再解釈するならば」という視点のもと制作を行いました。
今回提案する3つのコンセプトモデルは、音を発する機構部品と音を反響させる共鳴箱との構成から成り、機構部品には電気のスイッチボタンであったり、鍵のロック部品、櫛の先端部分など、私たちの日常生活に親しみのある素材を利用しています。各素材にはそれ特有の音を有しており、それらを音源として活用することで、現代における新しい音楽が生み出せるのでないかと考えます。
今回のイベントではライブ演奏の他、スズキユウリ氏とのトークセッションも含まれ、新しいアコースティック楽器の展望、またそこから生まれる音、音楽の可能性を示唆します。

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スズキユウリ

スズキユウリ

1980年、東京生まれ。日本大学芸術学部進学後、明和電機のアシスタントとして活動。大学卒業後に渡英し、2006年Royal College of Art修士課程に入学。修了後はアーティスト活動と並行し、スウェーデンの電子楽器メーカーTeenage EngineeringやDisneyに勤務。2008年ロンドンにYuri Suzuki Ltdを設立。制作のかたわら、Royal College of ArtやThe Bartlett School of Architecture Interactive Architecture Lab, UCLにてチューターとして教鞭をとる他、ヨーロッパの美術大学を中心に多数の講義やワークショップを行う。2018年11月、Pentagramに共同経営者として加入。サウンドアーティストとしてはTate Britain、Barbican Centre、Mudam、東京都現代美術館など世界各地の美術館に作品が展示される。「OTOTO」と「Colour Chaser」は、2014年にニューヨーク近代美術館の永久収蔵品となった。

スズキユウリ氏の公式サイトはこちら

ヤマハ・デザイン・スタジオ・ロンドン

ロンドンは世界で最も活動的でクリエイティブな街のひとつであるとされています。
コラボレーションやアイデアを交換するため、多岐にわたる分野のクリエイティブな思想が集中する場所であり、デザイン・スタジオ・ロンドンは「デザイン領域」のR&D拠点として2005年の設立以来、様々なコラボレーションプロジェクトを行ってきました。

テーマ Industrial Instruments
日時 2020年2月1日(土) 18:00~20:00 ※現地時間
会場 デザイン・ミュージアム(ロンドン)
224-238 Kensington High Street, Kensington London W8 6AG
入場料 無料
詳細 デザイン・ミュージアム公式サイト

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