[メインビジュアル] Thembile Mahlanguさん
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Thembile Mahlangu

リコーダー指導者

Thmbileさんに、これまでのキャリアや、音楽と教育についての考えを伺いました。

一言で言うと、私は音楽に情熱を傾けている人間です。音楽は、私がどのような人間であるかを定義するものです。

2年生の時、両親は私に楽器を習わせることにしました。ソプラノ・リコーダーから始めて、7年生でアルト、10年生からはヴァイオリンを弾くようになりました。両親の影響はとても大きく、私を励ましてくれました。放課後も音楽の勉強を続け、最終的に私は音楽教師になりました。

オーケストラのメンバーであることとソロ奏者であることを、私はとても大切にしています。南アフリカでオーケストラのメンバーになると、さまざまなバックグラウンドを持つ音楽家と共に働くことになります。そしてコンサートの練習では、皆が一緒になって愛するものを分かち合います。共同で音楽を作るのです。

ソロで演奏するときは、自分のためにさらに時間を取り、自分の中で何を探求できるのか、どうすれば、もっと進歩できるかに集中することになります。既成概念にとらわれない考え方が大事です。私はさらに何ができるの?って。

私はこれまで、音楽への情熱を共有する多くの女性たちと仕事をしてきました。世界は女性に、自分の好きなことを探求できる力を与えてきたと、個人的には思うのです。男性も女性も同じなんです! 誰もが美しいものを作ることができるはず! 女性がオーケストラや、合唱団を指揮することができる。私もそうしています!

現在、私は教育者です。子どもたちにクリエイティブな技法を教え、音楽を教えています。私が重視しているのは、まず私が説明し、それから生徒の話を聞くという双方向のコミュニケーションです。生徒を参加させることが大事なのです。私の生徒たちは12歳から14歳という難しい年齢で、かなり手を焼くこともあります。しかし、私はルールと規律をもって、これに対処しています。規律なしで音楽は学べませんし、私は勤勉な人間なので、生徒たちにも同じアプローチで学ぶように指導しています。

音楽には素晴らしい未来があります。生徒の多くは音楽を愛し、さらにいろいろなことをやりたがります。

特に地方で、音楽教育に触れることができる機会を増やすべきです。新しい世代は本当に音楽が好きですが、音楽に触れる機会がないのです。私は南アフリカの公立学校でヤマハのリコーダー・プログラムに携わっていて、これは実に素晴らしいものだと実感しています。多くの地元の人たちにとって、これは楽器を演奏する最初で唯一の機会なのです。このプログラムをさらに発展させれば、さらに多くの生徒たちが楽器を演奏するようになり、さらに多くの女の子たちが私のような音楽教師になってくれるでしょう。

ジェンダー関係の問題も含めて、私は今まで、前に進むのが難しいという経験をしたことがありません。私は自信がある人間です。どこに行っても、自分の服装や話し方に自信を持ち、困難に直面したことはありません。人は強くなくてはいけません。あなたはあなたであり、好きなことをする権利があります。

自分の好きなことをやって、自分の努力、リソース、お金、そして心をすべて学ぶことに傾ける。いつも、そう心掛けるべきなのです。

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