[メインビジュアル] Kakanang Wangcherdchuwongさん
ブランドストーリー

Kakanang Wangcherdchuwong

ヤマハ音楽教室エレクトーン科研修スタッフ。ヤマハグレード(音楽能力検定制度)認定試験官。

音楽を通じて自分の思いを表現し、自主性を作り上げる

Kakanang Wangcherdchuwongとの対談

Kakanang Wangcherdchuwongさんに、これまでのキャリアと、音楽や教育についてのお考えを伺いました。

音楽に関連する経歴

Kakanangさんが若いころに音楽の喜びを教えてくれたのは彼女のおじいさんです。彼女が中学生のころに弾いていたタイの伝統的な楽器キム(Khim)に合わせて、彼はよく古い歌を歌っていました。Kakanangさんは父親のお客様からたまたまプレゼントとしてもらったエレクトーンにすっかり魅せられました。そのため母親はヤマハ音楽教室でエレクトーンのレッスンを受けさせることにしました。音楽教室の活動に参加してグレード5級を取得した後、同教室のディレクターから講師として指導することを勧められました。最初はアシスタントでしたが、現在は研修スタッフとして指導しています。

音楽と教育についての考え

レッスンでは生徒に知識を習得するだけでなく、学ぶ楽しさを感じてもらうことを目指しています。音楽への愛情を伝えるには、まず講師がいかに情熱を持って取り組んでいるかを生徒に示す必要があると考えています。「音楽は面白く、創造的なものです。生徒はそれぞれ、スタイルも違えば、意見も異なります。生徒がありのままの自分に自信を持てるよう指導したいと考えています」。音楽の講師は生徒が自分の思いを表現し、自主的に自分のスタイルを伸ばすのをサポートする重要な役割を担っていると考えています。生徒はみんな同じではありませんので、それぞれに合わせて独自のレッスンを行う必要があり、講師も生徒から多くのことを学んでいます。生徒が何かを達成するのを見る時、それが大きなことであれ些細なことであれ、誇りに思い、指導を続ける意欲が湧きます。

[写真] Kakanang Wangcherdchuwongさん

旅行したり、初めての人と会ったり、さまざまなジャンルの音楽を聞くことなど、外部からの経験や刺激も音楽の創造に役立つとKakanangさんは考えています。「楽器を弾いたり、パフォーマンスしたりしている時だけ、アドレナリンが出て、自己認識が高まるような独特な感覚を感じます」。楽器を演奏するとは、音楽を通じて共感することです。人々の背景にある文化は違っていても、性別に関わらず皆同じように才能があるのです。

「音楽はジェンダーを問いません。誰でも音楽を演奏することで喜びを感じることができるはずです。音楽を演奏する女性は素敵だということを見せたいですし、それがきっかけで、次世代を担う人たちが音楽の世界に入りたいと思ってくれるようにと願っています」

View Dr. Nadia's Journey