スクールプロジェクト - 授業づくりの特徴 -

[メインビジュアル] スクールプロジェクトが目指す授業の特徴である ペアワークで互いに教え合うインドの児童たち

世界の音楽教育を価値あるものにする

スクールプロジェクトでは、世界中の子どもたちが質の高い音楽教育にアクセスできる機会の創出や環境の整備に取り組んでいます。

現地教育省と協力しながら展開国での音楽教育カリキュラムの構築に向け、ヤマハの教材を使用したパイロット授業の実施、現地の教材制作と指導者育成を支援。ヤマハの独自プログラムを展開することではなく、その国・地域に最適な音楽の授業を作りあげることを目標としています。

産官学連携での取り組みだからこそ、展開先の国・地域が育みたい人材の育成に直結する点もスクールプロジェクトの強みで、お遊戯や楽器レッスンでも、講義型授業でもなく、主体的・協働的な学びを促し、明確な意図のある教科としての音楽の授業づくりを支援します。

授業内容の特徴

ヤマハはスクールプロジェクトを通じて、何を、どのような目的で、それぞれの国・地域の教育現場に提供しているのか。音楽が持つ力を通じて、これからの社会に求められる能力をどのように育むことができるのかの特徴をご紹介します。

音楽を通して人とつながる

音楽を通して、人と人とのつながりが生まれることを大切にしています。音楽が持つ力を信じ、多様な人同士が理解し合うことを目指しています。

楽器を使って「ドレミ」と出会う

歌や楽器を学ぶことで「ドレミ」と出会い、音に自覚的になり、音楽の世界を広げていきます。

音楽を幅広く学ぶ

楽器の演奏だけでなく、日本の音楽授業の特色である「歌唱・器楽・音楽づくり・鑑賞」という4分野にまたがって、音楽を総合的に学んでいきます。

社会で求められる力を養う

複雑・多様化する社会を生きる子どもたちにとって重要になるであろう、自己効力感、他者理解、リーダーシップ、レジリエンス、セルフコントロール力などを獲得することを手助けします。

子どもたちが主体となる学びの場

先生が教え、児童が学ぶという旧来の教育スタイルではなく、児童が主体になって自律的に学ぶ、児童同士での学び合いを重視しています。

現地の伝統音楽を取り入れる

「ドレミ」は用いつつも西洋音楽だけに特化せず、現地の伝統音楽を取り入れた教材制作を支援し、現地の要望に合わせてアレンジしています。

音楽の授業例

リズムペアワーク

[画像] 向かい合ってリコーダーを演奏する児童たち

①音と休符で自由にリズムをつくる
②相手のつくったリズムをよく聴いて真似る
③つくると真似るの役割を交代する

#よく聴く力
#チームワーク力
#セルフコントロール力
#創造性

先生になりきりワーク

[画像] 先生役をする児童と、その児童の合図に合わせてリコーダーを演奏する児童たち

①先生の代わりに児童が前に立って合図を出す
②合図に合わせて音を出す・止めるを繰り返す
③先生役を経験し、相手の立場を理解する

#リーダーシップ
#他者理解
#セルフコントロール力
#チームワーク力

みんなで発表会

[画像] リコーダー演奏を発表する児童たちと それをよく聴く児童たち

①発表者と観客で役割分担する
②観客はよく聴いて、フィードバックする
③それぞれの役割を担当し、お互いを尊重する

#チームワーク力
#他者理解
#伝える力
#傾聴力

指導者の育成

スクールプロジェクトでは、ヤマハが展開先の国・地域で直接子どもたちの授業を受け持つ教員を派遣するわけではありません。

その国・地域の文化や風習、伝統を尊重し、持続可能な学びを実現するために、展開国で中心となる現地核講師の指導、育成を行っています。現地教育省と協力し、その講師を中心として現場の学校教員向けの研修を実施し、直接子どもたちに授業を行う教員を育てることで現地の教育現場の自立、活性化を促すモデルを採用しています。

教員研修スキーム

[画像] ヤマハと現地教育省の連携による教員研修から授業実施までの流れを示した図