その他

音楽・楽器の楽しさを世界中の子どもたちに

インドの公立初等学校でリコーダーを使った日本の音楽教育を開始

ヤマハ株式会社(以下、当社)は、インド共和国(以下、インド)デリー教育委員会(Delhi Board of School Education)と連携し、2023年4月よりデリーの公立初等学校10校の第5学年を対象に、リコーダーを使った日本型器楽教育を導入しました。インドでは、2017年よりリコーダーやキーボードのプログラムを私立初等学校の課外活動として展開してきましたが、このたび初めて公立初等学校の正規授業内で実施します。当社は、リコーダーの技術的な指導だけでなく、グループワークやディスカッションなどを通じ相互理解の場を授業に取り入れたプログラムを提供しています。また、授業開始に先立ち、全人的な教育の指導法に注目した音楽科教員研修を実施しています。今後は、デリーでの導入校の拡大を目指しています。尚、インドでの「初等教育への日本型器楽教育導入事業」は、文部科学省による「令和4 年度第2 回EDU-Port ニッポン応援プロジェクト」の一つに選ばれています。

[ 画像 ] 『インド公立初等学校での授業の様子』
『インド公立初等学校での授業の様子』

スクールプロジェクトについて

当社は、これまで総合楽器メーカーとして、音楽・器楽教育のメリットを世界各地の音楽教育現場に広めてきました。その中でも2015年より新興国を中心に展開している「スクールプロジェクト」は、音楽・楽器の楽しさを伝えるため、公教育における音楽と楽器を使った活動の普及を目指した取り組みです。これまでにマレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、ブラジル、アラブ首長国連邦、エジプトの7か国累計202万人(2023年3月末)の子どもたちに器楽学習の機会を提供し、音楽・楽器演奏を楽しむ環境づくりを支援してきました。

本活動では、持続可能な開発目標(SDGs)の目標4「質の高い教育をみんなに」、目標10「人や国の不平等をなくそう」、目標16「平和と公正をすべての人に」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献、器楽・音楽教育を通した子どもたちの非認知能力の育成、そして各国の教育事情に寄り添った音楽の普及活動におけるビジネスモデルの策定を目指します。

在インド日本国大使館 一等書記官 米原泰裕氏のコメント

インドの街を歩いていると、喧噪とともにどこからともなく音楽が流れてきます。ボリウッド映画では、俳優が楽しげな踊りを踊る場面があります。インドの人々にとって音楽はとても身近なものであり、生活の一部になっていると感じます。そんなインドの子どもたちが、見慣れぬリコーダーを手に取り、吹き、演奏し、音楽を作り出したときの感動はいかばかりでしょうか。それを支えるこの取組が成功することを心よりお祈りします。

【スクールプロジェクト概要ウェブページ】
https://www.yamaha.com/ja/about/activities/school_project/

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