ハーモニカのマメ知識
学校の人気者もハーモニカの仲間

鍵盤ハーモニカ(ヤマハでは「ピアニカ」といいます)は、形も演奏法もまったく違いますが、ハーモニカの仲間といえます。なぜしょうか。
それは中を見るとわかります。
写真のように、鍵盤の下にはリードがたくさん付いたリードプレートが隠れていて、吹き口から入った空気は、鍵盤ハーモニカの左から右まで続く空気室に入ります。鍵盤を押すとバネが伸ばされてバルブが開き、空気室にたまっていた空気が、押された鍵盤の風路へ流れ出ます。その際、リードを振るわせるので音が鳴るわけです。演奏法は違っても、構造はハーモニカにそっくりなのです。

ただ、鍵盤ハーモニカの場合は吹きこむだけで、吸うことはありません。空気の流れは一方通行なので、リードは同じ向きに並び、ハーモニカのように、交互にはなっていません。

裏返しにしたピアニカ、リードプレートを外すと風路が並ぶ

裏返しにしたピアニカ、リードプレートを外すと風路が並ぶ

鍵盤を押すとバネが伸び、鍵盤と一体のバルブが開く

鍵盤を押すとバネが伸び、鍵盤と一体のバルブが開く

ピアニカ断面図

ピアニカ断面図

譜面を立てても!

鍵盤を傷つけない用に、卓奏用パイプは楽器の周りに収納。
ピアニカをしまって運ぶ中空二重ブローケースは、人が載っても大丈夫なほどの強度をもち、落とした時も中空部分がショックを和らげて楽器を大切に守ります。蓋はおよそ120度の角度で止まるので、譜面立てとしても便利です。

ボタンを押すと下の青部分が開いて水分が抜ける

ボタンを押すと下の青部分が開いて水分が抜ける

吹き口から異物が入ったら

鍵盤ハーモニカは、空気室の中にリードが並び、音を出しています。吹き口からビー玉や消しゴムなどが入ってしまうと、内側で当たってリードが変形し、ピッチ(音の高さ)がずれてしまいます。そうなると、修理はプロに任せるしかありません。