[ 画像 ] 今週の音楽記事から 音楽ジャーナリストの眼 毎週月曜更新

ジャズ:記事一覧

読売新聞 │配信日: 2018/7/9

想像力で世界は変わる 米サックス奏者 カマシ・ワシントン新作

新時代のジャズを先導する米国のサックス奏者、カマシ・ワシントンが新作「ヘヴン・アンド・アース」(ビート)を出した。独自の思想を反映させた作品で、大編成による迫力あるサウンドを聴かせる。(桜井学) 「このアルバムでは、現実の世界と想像の世界という二つの世界を表現した。想像...

ライター記事 │配信日: 2017/4/27

ジョン・コルトレーン編<4>|なぜジャズには“踏み絵”が必要だったのか?

実は、ジョン・コルトレーンを“踏み絵”としての存在へと導いたセロニアス・モンク(1917-1982)自身も、やがて“踏み絵”として広く知られることになり、現在に至っている。彼を“踏み絵”の座に据えたのは、“セロニアス・モンク国際ジャズ・コンペティション”。このコンペ(競...

ライター記事 │配信日: 2017/4/20

ジョン・コルトレーン編<3>|なぜジャズには“踏み絵”が必要だったのか?

1956年末になって、ジョン・コルトレーンが“黄金の”マイルス・デイヴィス・クインテットを辞するに至る原因は、前回言及したように麻薬との関係を断ち切るためであったことは確かなようだ。コルトレーンが麻薬を絶とうとしたことはそれまでにも何度かあったようだが、その禁断症状から...

ライター記事 │配信日: 2017/4/17

巨匠たちも放っておけない、唯一無二のピアノを堪能

(取材・文/手塚美和) ジャズピアニストの大西順子が、井上陽介(B)、山田玲(Ds)とのトリオを結成して約1年。今年は3月に入ってから東北ツアー7公演をおこなって、まさに脂の乗った演奏を、今度は銀座のど真ん中、ヤマハホールに運んでくれた。 2000年から約7年間の活動休...

ライター記事 │配信日: 2017/4/6

ジョン・コルトレーン編<1>|なぜジャズには“踏み絵”が必要だったのか?

チャーリー・パーカーという“踏み絵”を踏むことなく、彼の演奏や方法論を(少しでも)理解しようとしたジャズ・ファンには、メロディや型どおりのコード・ワークにとらわれることのない、より自由にジャズを楽しむことができるビバップという“免罪符”が与えられることになる。チャーリー...

ライター記事 │配信日: 2017/3/30

チャーリー・パーカー編<5>|なぜジャズには“踏み絵”が必要だったのか?

前回、チャーリー・パーカーの演奏についてマイルス・デイヴィスは、“やたら速い音楽”で“口ずさめるようなメロディ”がなく人間性を前面に出すスタイルではなかったという印象を残していたことについて触れた。では、具体的にはどんな音楽だったのか――。それを記している部分を引用しよ...

ライター記事 │配信日: 2017/3/23

チャーリー・パーカー編<4>|なぜジャズには“踏み絵”が必要だったのか?

チャーリー・パーカーが、どのような“周囲をドン引き”させる演奏をしていたのかは、残された音源を聴けば想像することは可能だ。しかし、残念ながら当時の人々がどんな思いを抱いたのかまでは想像できない。そこで、当時を回顧したマイルス・デイヴィスの証言を頼りに、それがどんなものだ...

ライター記事 │配信日: 2017/3/9

チャーリー・パーカー編<3>|なぜジャズには“踏み絵”が必要だったのか?

前回、チャーリー・パーカーがデビュー前に「下手くそ」との烙印を押されたエピソードに関して、「“飛び入り”に寛容なアメリカのジャズ・シーンの慣習を無視して」や「若手がコード進行を見失うという初歩的なミスをしたぐらいで」という表現を用いて、彼の扱いに対する解釈に異論を唱えた...

ライター記事 │配信日: 2017/3/2

チャーリー・パーカー編<2>|なぜジャズには“踏み絵”が必要だったのか?

では、チャーリー・パーカーのデビュー前のエピソードを検証していこう。論点は3つある。今回はその1つめ。♪ 1937年当時のジャムセッションはどんなスタイルのジャズで行なわれていたのか?チャーリー・パーカーのデビュー前の評価を考え直すためには、まず当時の評価の基準となるジ...

ライター記事 │配信日: 2017/2/23

チャーリー・パーカー編<1>|なぜジャズには“踏み絵”が必要だったのか?

結論から言おう。チャーリー・パーカーが“ジャズの踏み絵”たりうるのは、彼がスウィングをはじめとしたそれまでのジャズを“踏んで”、自分の音楽を見つけようとしたからだ。だから、チャーリー・パーカーを能動的に聴こうとすることは、彼と同様にそれまでのジャズを“踏む”ことを意味す...