[ 画像 ] 今週の音楽記事から 音楽ジャーナリストの眼 毎週月曜更新

毎日新聞:記事一覧

毎日新聞 │配信日: 2019/7/22

<特薦盤>歌謡曲・ポップス 川崎浩・選

 ■高橋真梨子/MariCovers(ビクター) 70歳を過ぎて、数千人級ホールを毎年ツアーしている歌手が世界でどれだけいるだろうか。高橋真梨子はその極めてまれな歌手の一人である。連続41年目を迎えた今年のツアーは、このCDの曲を中心にセットを組む。初のセルフカバーアル...

毎日新聞 │配信日: 2019/7/22

<新・コンサートを読む>藤原歌劇団の《愛の妙薬》 聖なる愚者包み込む夕空=梅津時比古

 ドイツ・ケルン歌劇場の支配人が、かつてドニゼッティのオペラ《愛の妙薬》について面白い言い方をしていた。「ケルン歌劇場は単年度予算ではないので、現代オペラに取り組むことができる。現代オペラは観客が入りにくいから、そのシーズンは赤字になるが、次のシーズンで《愛の妙薬》を入...

毎日新聞 │配信日: 2019/7/15

<特薦盤>クラシック 梅津時比古・選

 ■ギドン・クレーメル(バイオリン)/ヴァインベルク 24の前奏曲(バイオリン版)(キング) もともとチェロのために書かれた作品を、近年、ヴァインベルクを集中的に取り上げるクレーメルが編曲。 バイオリンの貴重なレパートリーが増えたと言えるだろう。シューマンのチェロ協奏曲...

毎日新聞 │配信日: 2019/7/15

<Interview>カシオペア 新しい音楽の種まき続け デビュー40周年記念盤「PANSPERMIA」

 1970年代半ばからほぼ10年、「EastWest」というアマチュアバンドのコンテストが存在した。そこから個性派バンドがプロデビューするので、新種の音楽好きに注目されていた。第2回の77年、ベストボーカル賞を受賞したのはサザンオールスターズの桑田佳祐だった。主要賞であ...

毎日新聞 │配信日: 2019/7/15

<大衆音楽月評>社会を照らす響き=専門編集委員・川崎浩

 お笑い芸人が所属事務所を通さずに「反社会的勢力」主催の会合に出席し金銭を受け取る「闇営業」をしていたことで騒ぎになっている。問題が「反社会的勢力との関係」なのか「未承認の闇営業」なのか、本質をはぐらかしたまま、「つるし上げ」だけが興奮状態で進んでいる。 まず、「闇営業...

毎日新聞 │配信日: 2019/7/1

<Topics>演歌巡礼〜船村徹を歌い継ぐ〜 伝統と変化、弟子が継承 鳥羽一郎、静太郎ら公演

 まるでビジュアル系ロックバンドのような化粧・衣装でシャウトする氷川きよしの歌唱が話題を呼んだり、戦隊ものの俳優たちが歌って踊る純烈が「紅白」に出場したりと、演歌界に大きな変動が起きているのは見ての通りである。「演歌」が独立したスタイルとして認識されたのは、1970年あ...

毎日新聞 │配信日: 2019/6/24

<特薦盤>歌謡曲・ポップス 川崎浩・選

 ■美空ひばり「川の流れのように」ボックスセット(コロムビア) 美空ひばりの売り上げが1億枚を超えたニュースは、驚きをもって迎えられた。ほとんどの作品がアナログレコード時代であり、メガヒットブームに乗るわけでもなく、戦前に生まれた歌手の快挙に、同時代を生きた人々は感慨深...

毎日新聞 │配信日: 2019/6/24

<Topics>ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 新しく引き継がれた東の伝統 来日、音楽形成史振り返る

 社会的、政治的な変動が文化に定着するには何十年かの時を必要とするのだろう。5月末から6月頭までドイツから来日したアンドリス・ネルソンス指揮のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と、共演のバイオリニスト、バイバ・スクリデに、東西の壁の崩壊を新しく引き継ぐ形が見えた。 ...