[ 画像 ] 今週の音楽記事から 音楽ジャーナリストの眼 毎週月曜更新

毎日新聞:記事一覧

毎日新聞 │配信日: 2019/9/16

<特薦盤>クラシック 梅津時比古・選

 ■オルハン・メメッド(チェンバロ)/バッハ 六つのパルティータBWV825ー830(キング) チェンバロもピアノもこなす気鋭の奏者によるバッハ。最近のピリオド奏法の様式とも言えるアゴーギク(緩急法)のクセがほとんど見られない。あるとしても、それは楽器の特性から弾き方と...

毎日新聞 │配信日: 2019/9/16

<大衆音楽月評>出色2新人のリアルな感覚=専門編集委員・川崎浩

 8月、対照的な注目すべき2人の新人が現れた。1人は、1969年生まれ50歳のギラ・ジルカ。もう1人は99年生まれ20歳の鈴木瑛美子。2人とも傑出した歌唱力を持ち、ジャズ歌手のギラは歌謡曲、ゴスペルを学んだ鈴木は自作のJポップを歌う。古い価値観を問い直す令和の新時代を象...

毎日新聞 │配信日: 2019/9/9

<音楽>OMFの《エフゲニー・オネーギン》 かみ合わぬ悲しみ刻印=評・梅津時比古

 今夏のセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)のオペラ公演に小澤征爾の登場はなかったが、ファビオ・ルイージの指揮の下、充実した質の高い公演を堪能することができた。演目はチャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》。 このオペラを過剰にロマン的にとらえると、主人公の無為...

毎日新聞 │配信日: 2019/9/9

<Interview>平原綾香 絆得て新たな次元へ 新盤 「HAJIMEMASHITE」

 「子供の頃にバレエを習っていた縁で、森下洋子先生の公演は今も見せていただき、いつも新鮮な感銘を受ける。『なぜだろう』って考えていて『きっと、初めて踊った時の感動を忘れずにいるからだ』と思い至ったんです」。デビュー16年目の平原綾香は、新アルバムの制作に当たって、恩師の...

毎日新聞 │配信日: 2019/9/2

<Topics>ブルーノート・レコード80周年で実録映画 自由こそジャズの根幹

 ジャズレーベルの名門中の名門「ブルーノート・レコード」が創立80周年を迎えた。それに合わせドキュメンタリー映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」が来月公開される。ブルーノート・レコードのドン・ウォズ社長に話を聞いた。 同レーベルは、ナチス統治下のドイツから移住...

毎日新聞 │配信日: 2019/8/26

<Interview>梶浦由記 原点はオペラ、壮大美麗 メディア音楽席巻、ツアー開催

 ある閉じた世界の中で誰もが知る人がいる。いわゆる専門家であるが、学術や古典ならまだしも、ポピュラー音楽の世界ではかなり珍しい。作詞作曲編曲家で鍵盤楽器を演奏するプロデューサー、梶浦由記は、まさにその珍しい人物の一人。肩書を見ると“裏方”のようだが、今年15回目を迎えた...

毎日新聞 │配信日: 2019/8/26

<特薦盤>クラシック 梅津時比古・選

 ■アーベントロート指揮シュターツカペレ・ドレスデン/モーツァルト『セレナータ・ノットゥルナ』他(キング) 私事だが、1982年にドイツ・ケルンで行われたステファン・アスケナーゼのピアノリサイタルで、伝統的であることと新鮮であることがまさに一体となったモーツァルト、ショ...

毎日新聞 │配信日: 2019/8/26

<新・コンサートを読む>バイロイトの《タンホイザー》 文化全般の対立を視野に=梅津時比古

 広い野や森を縫う一本道を、上空からドローンで見たような映像が追う。やがて映像は道を走る一台の灰色の古いバスに焦点が絞られ、道から大空を見上げる視点に切り替わる。管弦楽が静かに立ち上がって地の底から徐々にせり上がり、やがて天に達するように響く。ここは映画館ではなく、この...

毎日新聞 │配信日: 2019/8/26

<特薦盤>歌謡曲・ポップス 川崎浩・選

 ■ハラホロ・ワールド/谷啓(コロムビア) 今、大人が聴いて、心の底から楽しくなる音楽が見当たらない。適度な刺激と音楽性の高さがブレンドされたいい案配の「大人用エンターテインメント音楽」が聴きたくなるのだ。そんな気分になっている折に、本作が高音質CDで復刻された。昭和の...