[ 画像 ] 今週の音楽記事から 音楽ジャーナリストの眼 毎週月曜更新

毎日新聞:記事一覧

毎日新聞 │配信日: 2020/1/27

<特薦盤>歌謡曲・ポップス 川崎浩・選

 ■三浦明利/いちごいちえ(コロムビア) 女性住職のシンガー・ソングライター、三浦明利の最新アルバム。奈良県大淀町の光明寺住職を父から継ぎ、仏法を分かりやすく説く曲を歌う僧侶として注目を集めている。今作は、内容的に宗教色が増したが、説教くさいとか理屈っぽいなどということ...

毎日新聞 │配信日: 2020/1/27

<新・コンサートを読む>第62回東京国際ギターコンクールの本選 静けさのよってきたるところ=梅津時比古

 第62回東京国際ギターコンクールの本選を聴いて、静けさに打たれた。 それはギターの音が相対的に小さいからというわけではない。動きの少ない作品だけが弾かれたわけでもない。必ず取り上げなければならない課題曲はcoba作曲の≪Return to O≫だが、それはむしろかき鳴...

毎日新聞 │配信日: 2020/1/27

<大衆音楽月評>「紅白当確」初ソロアルバム=専門編集委員・川崎浩

 元SMAPの木村拓哉の初ソロアルバム「Go with the Flow」(ビクター)が、オリコン週間アルバムランキング(20日付)で初登場1位を獲得した。売り上げ推計は12・7万枚である。ちなみに、2位は三代目J SOUL BROTHERSのメンバーの登坂広臣の「Wh...

毎日新聞 │配信日: 2020/1/20

<特薦盤>クラシック 梅津時比古・選

 ■ハーゲン弦楽四重奏団、キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)/ブラームス ピアノ五重奏曲他(キング) ハーゲン弦楽四重奏団は熟成を極めながらも、新鮮さを失わない。ブラームスの弦楽四重奏曲第3番の出だしの若々しい響きに驚かされるが、それはまさにこの曲の本質をも表しているのだ...

毎日新聞 │配信日: 2020/1/20

<Topics>トワ・エ・モワがCDボックス ジャズから入ったハーモニー レーベル超え6枚組

 1969年にデビューした男女デュオ「トワ・エ・モワ」が、レーベルを超えた6枚組みのCDボックスセット「FOLK&POP」(ソニー)を発売した。ベテランデュオは、今に何を示してくれるのか。 ■   ■ トワ・エ・モワは白鳥(当時は山室)英美子と芥川澄夫のデュオ。フォーク...

毎日新聞 │配信日: 2020/1/13

<音のかなたへ>ゴーシュがウィーンに

 宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」の冒頭に、オーケストラの練習の情景が描かれている。ゴーシュが楽団長の指揮者から激しく注意されたとき、ほかの団員は自分の楽譜をのぞき込んだり楽器を点検したり、あまり叱責に気づかないように振る舞っている。チェロを習おうとした宮沢賢治が、実際...

毎日新聞 │配信日: 2019/12/30

<新・コンサートを読む>ティーレマン指揮ブルックナー≪交響曲第8番≫ 時間がにおい立つ響き=梅津時比古

 アントン・ブルックナーの交響曲には、気の遠くなるような壮大な時間が込められている。音符ひとつ、フレーズひとつが基本的に長い。始まると、どこまでも終わらない気がするほどだ。 指揮者とオーケストラはその時間の長さを維持しなければ、曲に描かれている世界に入れない。あまりにも...