![[ グラフ ]スクールプロジェクトの展開数の推移](images/pict_03.jpg)
ヤマハ(株)と関連現地法人が2015年より新興国を中心とした地域で展開している施策が「スクールプロジェクト」です。これは、楽器に触れたことのない子どもたちに楽器演奏の機会を提供しようと、現地の各教育機関と連携しながら子どもたちが学校教育の中で楽器演奏を体験できる環境づくりをサポートする取り組みです。
小学校に楽器・教材・指導ノウハウをパッケージとして提供する独自プログラム「Music Time」を核に、各国の小学校の音楽授業や課外活動にポータブルキーボードやリコーダーなどを楽しく学べるコンテンツを導入し、展開を進めています。また同時に、子どもたちに学習の成果を発表する場を提供すべく、各種フェスティバルも開催しています。
こうした楽器を用いた教育を通じて子どもたちに音楽の楽しさを訴求することは、子どもの成長を支援することはもちろん、その国の音楽教育や音楽文化の発展にも寄与することが期待できます。
現在、マレーシア、インドネシア、ロシア、ベトナムの4カ国で、その国の音楽文化も取り入れながら展開しています。各国の状況に合わせた学習内容を提案することで、将来的には、楽器を用いた教育が現地に根差し、自国で展開していくことが目標です。