技術と感性

長い歴史の中で世代を超えて受け継がれてきたクラフトマンシップや音づくりへの感性。これらをベースにした「よい音」「よい音響空間」をめぐる感性に関する深い理解と知見は、ヤマハ独自の強みです。この理解と知見を感性評価技術で整理し、それを基にアコースティック技術やデジタル・エレクトロニクス技術など、さまざまな技術を効率的に組み合わせて活用することで、ヤマハならではのユニークな商品・サービスを提供し、新たな体験価値を創出します。

[ 画像 ] 「技術×感性(ヤマハらしさ)」で新たな価値を創造する

長年に渡る楽器作りで培った「クラフトマンシップ」はヤマハの強みの源です。人の目と手で製品を仕上げることで、機械だけでは実現できない美しさや豊かさを製品に授けています。同時に熟練者の暗黙知を科学し、その本質を追求し続けることで、独自の価値を生み出してきました。

ピックアップコンテンツ

[ 画像 ] 掛川工場 ビデオギャラリー

掛川工場 ビデオギャラリー

[ 画像 ] ヤマハ アコースティックギターができるまで

ヤマハ アコースティックギターができるまで

[ 画像 ] ボストン・ブラスが金管楽器工場を見学

ボストン・ブラスが金管楽器工場を見学

1台のオルガンの修理から始まったヤマハ。現在では、アコースティックからデジタルまでフルラインアップの楽器を製造する世界最大の総合楽器メーカーへと成長しました。楽器以外にも音響機器やネットワーク関連機器、そして半導体を中心とした部品事業に至るまで幅広い事業を展開し、世界中に製品やサービスを届けています。こうした多種多様な領域に精通する技術力は、ヤマハのイノベーションの源泉となっています。

[ 画像 ] アコースティックとデジタル 双方に精通する技術力

アコースティック×デジタルが可能にするイノベーション

アコースティックとデジタルの融合によって生み出された「ベル一体型アコースティック音響システム」。マウスピースから吹き込んだ息をブレスセンサーが検出、デジタル音源システムがスピーカーを駆動し、音と振動がイエローブラス製ベルにまで伝わります。まるでアコースティック楽器を演奏しているような吹奏感と、自然で美しい音の響きを実現しました。

[ 画像 ] ハイブリッドピアノ「AvantGrand(アバングランド)」

ヤマハの独自技術

[ 画像 ] 短期間で木材を熟成「A.R.E.」

短期間で木材を熟成「A.R.E.」
A.R.E.(Acoustic Resonance Enhancement)は短期間で木材を熟成させる木質改善技術です。温度・湿度・気圧を高精度でコントロールする装置で、使い込まれた楽器のような深みのある音が出る木材へと変化させます。

[ 画像 ] 「音源自ら表現する」新しいボーカル音源 「VOCALOID:AI™」

「音源自ら表現する」新しいボーカル音源 「VOCALOID:AI®
VOCALOID:AI® はユーザーから音符と歌詞が与えられると、ただそれをなぞるだけでなく、音源自身が自らそこに乗せるニュアンスを判断し、まるで本当の人のような生き生きとした歌声を作りだします。従来の音源技術と決定的に異なり、音源側独自の判断により、ときにクリエイターが思いもよらないような歌唱表現を作りだします。

[ 画像 ] イマーシブオーディオシステムSound Image Control (AFC Image)

イマーシブオーディオシステムSound Image Control (AFC Image)
あらゆる空間でイマーシブな音環境を創り出すオブジェクトベース方式の音像制御システム。最大128オブジェクトの音を自在にコントロールし、劇場やホールなどで臨場感あふれる体験を提供します。

日本には自社でデザインする企業がまだまだ少なかった1963年、ヤマハはいち早く、インハウスのデザイン部門を設立しました。以来、楽器デザインを軸に音楽や人生の愉しみについて、プロダクトデザインや人とモノを繋ぐコミュニケーションデザインを通して具現化することを目指してきました。1987年の創業100周年にはデザインフィロソフィーを制定し、国内外での社外デザイナーとの協働や独自でデザイン展を開催するなど、外部と繋がる積極的な活動によって「ヤマハらしさ」を探求しています。

[ 画像 ] 左からサイレントバイオリン® YVS250、Artidaバイオリン YVN500S、エレクトリックバイオリン YEV105
デザインによって各時代の先進機能と使用法があるべき姿に形づくられる

イノベーションセンター

2018年に最新鋭の研究・実験設備を備えた研究開発拠点「イノベーションセンター」を本社構内に設置し、技術者やデザイナーを集結しました。事業領域を超えた技術融合を促進し、新たな価値創造に取り組んでいます。

アーティストリレーションネットワーク

東京、ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、モスクワ、ソウルなど、世界各所にアーティストリレーションの拠点を設けています。アーティストの声に直に触れ、日々対話を重ねることで、あるべき音・音楽の姿を探り続けています。