Yamaha Design “Synapses” P-37E

2018 / PIANICA


大人のためのピアニカ。

シアゲ仕上げ / Well-Made

ケースの素材にバイオマス由来のプラスチックを用い、鍵盤周りには無塗装鏡面加工を施しました。素材が持つ質感を正直に表現することで、懐かしさや温かさに加え、大人の洗練された風合いも持ち合わせています。

ミナオス見直す / Reconstruction

シンプルな箱型形状の前モデルから機能的に不要となる空間を徹底して削ぎ落とし、機能やパーツが組み合わさった構造をそのまま造形的な特徴として見せました。くわえ易さの為の独特な凹凸形状のマウスピースや、新たに追加したホースの留め具など、演奏性や利便性を高める為の新たな工夫も取り入れています。

モツヨロコビ持つ喜び / Pride

専用の収納ケースには、手持ちでも肩掛けでも使える3way仕様のストラップが備わっています。電車や自転車での移動に優れ、都市生活に馴染んで楽器をスマートに持ち運ぶことができます。

ヒクスガタ弾く姿 / Dual-View

演奏時のピアニカには表も裏もありません。両手で抱きかかえるように演奏するスタイルでも、指や身体と接するところは優しく丸められており、リラックスした状態で演奏を愉しむことができます。


Mami Sato
Mami Sato
Designer
Yamaha Design Laboratory

Piotr Stolarski
Piotr Stolarski
Designer
Yamaha Design Laboratory

Kunihiro Takei
Kunihiro Takei
Designer
Yamaha Design Laboratory

教育楽器の印象が強いピアニカを、大人も満足のいく楽器として成長させる。

「P-37E」は、大人やプロの演奏者が使用することを想定して作られた37鍵のピアニカです。子供向けの教材用具というイメージから脱却し、大人がカッコいいと思える、また懐かしさを持ちつつ向き合ってもらえるようなイメージを目指しました。
吹口を上下から板金で挟み込むハーモニカ特有の形状をヒントに、音を出すために必要なパーツがレイヤー構造となっているプレーンな楽器としての造形を意識しています。まずは、元々のシンプルな箱型形状に隠されていた、音とは関係のない余白部分を徹底して削ぎ落としていき、0.1ミリ単位での調整を行いました。そして、その削ぎ落として生まれたスペースにネジ穴などの外観を損ねる要素を集約することで、底面でも外観面として機能させることが出来ました。これにより従来の上下ケースをねじで留めた、いかにも成形品然とした形から、より楽器らしい造形へと成長させることができました。
本体ケースにはバイオマス由来のプラスチック素材を用いています。この素材はリコーダーなどにも用いられており、自然に優しいだけでなく、従来のABSよりも音質に良い影響を与えます。この無塗装のプラスチックが持つ質感を、正直に表現することを意識しました。カラーは、シックな印象を与えるブラックと、ピアニカの持つ温かい音色を感じさせるブラウンの2色から選ぶことができます。
ピアニカが、人生で最初の演奏体験だという方も多いと思います。その子供の頃に慣れ親しんだ楽器を、大人になってもカッコよく持てるのが「P-37E」なのです。子供の頃に感じた楽器演奏の愉しさにもう一度触れて、存分に味わってほしいと思います。

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