Yamaha Design “Synapses” P-255

2014 / DIGITAL PIANO

GOOD DESIGN AWARD


コンパクトでスタイリッシュな電子ピアノ。

チョウワ調和 / Harmony

ホームピアノやステージピアノなどジャンルにセグメントされることなく、ピアノとしての性能と価値を追求することでどんな使い方にもマッチする一台に。

ヒキゴコチ弾き心地 / Inspiring

演奏者の正面にくるロゴマーク、そして鍵盤が写りこむ黒鏡面の鍵盤奥部分と両サイドの拍子木で囲われた空間は、まさにアコースティックピアノから切り抜いてきたような演奏空間を実現しました。譜面板は様々なユースケースに余裕をもって対応できるように可能な限り幅を拡げています。

ヒクスガタ弾く姿 / Dual-View

上面のスピーカーグリルを溝の中に収め、ボタン類と一直線に並ぶレイアウトにするなど、奏者が演奏に集中できる環境を心がけました。グランドピアノやエレクトリックピアノのような色気のある上面や側面のカーブは、演奏者だけでなくオーディエンスの視線も意識した造形になっています。

モツヨロコビ持つ喜び / Pride

自宅で弾きなれたピアノを手軽に運んでライブ演奏。持ち運べる本格ピアノを目指し、コンパクトなサイズ、丈夫さ、そして軽量を実現しました。どこへでも連れて行ける、パートナーと呼べるピアノです。


Sunao Okamura
Sunao Okamura
Designer
Yamaha Design Laboratory

ピアノ価値の凝縮と熟成。

ポータブルピアノの使われ方や求められることは、地域やライフスタイルによって様々です。今回、デザインするにあたり、パーソナルな本格ピアノとしての高性能、コンパクトでおしゃれなインテリア性、ステージピアノとしてのステージ映えやアクティブな使い勝手、これらをいかに高いレベルで実現するかが求められました。また、一方で、長年ピアノを演奏している人にとってポータブルピアノを選択することは、鍵盤タッチや音質、ピアノを演奏する気分など様々なことを諦めなければならないのが現状で、私は日頃よりピアニストが心地よく演奏できる空間を作り出したい、と考えていました。この両者を実現することをP-255のデザインの最終目標として出発しました。
実現の為に考えたこと、それは要素の足し算ではなく、ピアノとしての価値の凝縮をすることでした。ピアニストにとって普遍的な価値を抽出し、ピアノの持つエレガントさや、ヤマハピアノへの信頼感をエッセンスとして最小限に表現することでどんなシーンにも違和感なくマッチすると考えました。そして、ピアノらしさを維持したままで可能な限りの軽量化とステージ性能の強化をはかったことで、よりアクティブな使われ方にも対応し、ガレージバンドやライブ演奏などにも十分なスペックと、ステージピアノとしての雰囲気を持たせることができました。
機能の高さや便利さといった演奏性だけでなく、数値化はできないけれども演奏者にとっては大切な「ピアノを演奏するという満足感」や「気持ち良い演奏のための空間」を実現することができました。300年の歴史を持つピアノという楽器で、ピアノである本質を残したまま最新の楽器として熟成させることができたP-255を皆さんにも感じていただければ嬉しいです。

  • 補足の画像1
  • 補足の画像2

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