Yamaha Design “Synapses” SILENT Brass™ Series

2013 / SILENT Brass™ Series

GOOD DESIGN GOLD AWARD
Red Dot Award
iF Design Award
JIDA Design Museum Selection
Design for Asia Award
German Design Award
全国発明表彰


コンパクトに進化した金管楽器用消音システム。

ミナオス見直す / Reconstruction

サイレントブラス™は金管楽器の音を「ささやき声」程度にまで消音するシステム。自分の演奏を自然な響きで聴くことができます。最新モデルではピックアップミュート™を小型・軽量化、パーソナルスタジオ™の操作性向上など多くの進化を遂げました。

カンケツ簡潔 / Minimal

金管楽器のベル形状に合わせた曲線的なピックアップミュート™。最小限の要素で構成した直線的なパーソナルスタジオ™。この幾何学的な調和は、それぞれの役割に最適な形状を追求した結果です。

ヒキゴコチ弾き心地 / Inspiring

ピックアップミュート™の小型・軽量化により、装着時の管体のバランスが向上しました。最新の技術「Brass Resonance Modeling™」によりイヤホンでのモニタリング時も心地良い響きを実現。より自然な吹奏感が味わえます。

ショウジキ正直 / Honest

狭くてもつかみやすい形状を考えたとき、直感的に思いついたのが指の配置に合わせた外形です。力強くものをつかんだときの指の位置関係を検証し、トランペット用ピックアップミュート™では正七角形を頂点とする波型形状にしました。


Keizo Tatsumi
Keizo Tatsumi
Designer
Yamaha Design Laboratory

「回し入れる」に最適な形状をソリューションする。

「サイレントブラス™」は1995年にヤマハが開発した金管楽器用の消音システムです。
最新のサイレントブラス™シリーズは飛躍的な小型化と、より快適な吹奏感を実現しました。たとえばトランペット用ではピックアップミュート™を装着したままケースにしまえるほど小さくなっています。(一部品番を除く)
小型化によって狭くなったスペースで「ピックアップミュート™をつかみやすくする」ことが今回のデザインにおける最も重要な課題でした。そこで、ピックアップミュート™をしっかりとつかんだ時の各指の位置関係に注目しました。人は力を入れて物を持つとき、親指と他の4本の指が対角に位置します。その位置関係をあてはめると直径約70mmのトランペット用では正七角形、直径約110mmのトロンボーン、フレンチホルン、フリューゲルホルン用では正九角形を頂点とした波型形状がつかみやすいことを突き止めました。これはピックアップミュート™を回しながら着脱する動作にも適合しています。この独自のシルエットは機能の面だけでなく新しいサイレントブラス™の象徴としても際立っています。一方、パーソナルスタジオ™はあくまで演奏における脇役と考えて虚飾を排し、内蔵物に対して最小となる構成で直線的な形状としました。その結果、曲線と直線の対比による幾何学的調和が生まれました。
つかんで回すという行為を素直なかたちへと落とし込んだピックアップミュート™は、最初の発想がそのまま製品化にまで至った稀な事例でした。それだけに迷いのないデザインとなっています。

  • 補足の画像1
  • 補足の画像2
  • 補足の画像3
  • 補足の画像4

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