Yamaha Design “Synapses” CVP-509

2009 / ELECTRONIC PIANO

GOOD DESIGN AWARD


シンプルで凛としたスタイルに、多彩な機能を搭載したクラビノーバ。

ジョウヒン上品 / Elegance

グランドピアノの美しさの要素を抽出して継承。あらゆる部位のサイズを見直しシルエットを整えることで、直線と平面を基調とした凛とした佇まいを実現しました。

ヒクスガタ弾く姿 / Dual-View

背面にグランドピアノのカーブのエッセンスを継承するなど、ピアノらしい佇まいとモダンさを両立。オーディエンスから見た「立ち姿」を美しく仕上げています。

カンケツ簡潔 / Minimal

従来緩やかな曲面だった鍵盤蓋を、ピアノの天板のように平面が広がるシンプルなデザインに。脚部を本体最前面へと移動することで、簡潔で潔いシルエットを実現しました。

ヒキゴコチ弾き心地 / Inspiring

ピアノの弦をモチーフにしたディスプレイ画像や、指に伝わる感覚を重視し吸湿性のある象牙調鍵盤の心材に木質を使用するなど、ピアノを弾く気分を盛り上げ、演奏に集中できる場を作りました。


Sunao Okamura
Sunao Okamura
Designer
Yamaha Design Laboratory

Akie Hinokio
Akie Hinokio
Designer
Yamaha Design Laboratory

「引き算で、価値を高める」

多彩な音色や高機能を搭載したクラビノーバCVPは、ヤマハ電子ピアノを代表するモデルです。1983年の登場以来、四半世紀の時を経てきたクラビノーバの進化は熟成の段階にあり、高音質・高機能のためにスピーカーボックスや本体を大型化したり、フォルムの「豊かさ」を目指して曲線や曲面を多用するなど、いわば「足し算」によって価値を高めていく傾向がありました。
しかしライフスタイルが大きく変化した現在、多くの方がアップライトピアノではなく電子ピアノを選ぶことが多くなっています。クラビノーバはユーザーにとって「ピアノ」である、という視点。それが新しいCVPのデザインの立脚点となりました。そこから「グランドピアノの美しさとは何か」「CVPの進化の過程から受け継ぐべき要素は何か」を問い、導き出されたのが直線と平面を基調とした「水平方向の拡がり感」と「重量感のある本体をスマートな足が支える心地よい緊張感」でした。新CVPでは曲面をできるだけ排し、本体やスピーカーボックス、ペダルボックスの機構とサイズを見直してシルエットを整理。また、従来本体中寄りに位置していた脚部を最前面へと移動し、脚部の形状そのものも見直すことで、精度感のある、凛とした立ち姿を実現しています。大型化・多機能化・複雑化の進化から一転、従来とは180度方向性が異なる「引き算で、価値を高める」というアプローチでしたが、デザインの意図するメッセージがピュアになり今後クラビノーバが志向すべき方向性を明確に示すことができました。

  • 補足の画像1
  • 補足の画像2
  • 補足の画像3
  • 補足の画像4

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