首都圏での共創探索:YOXO FESTIVAL 2026 / SHIBUYA QWS
ヤマハでは、新たな価値創出に向けて企業や個人のクリエイター・アーティストなどとの共創探索を進めています。この取り組みの一つであるYOXO FESTIVAL 2026 への出展と、共創施設SHIBUYA QWS (渋谷キューズ) での活動事例をご紹介します。
YOXO FESTIVAL 2026 出展
ヤマハのコア技術と最新の技術アイデアを一般公開
最先端技術やアイデアを見て・触れて体験できるイベントYOXO FESTIVAL 2026(2026年1月30日・2月1日、横浜未来機構主催)にて、 ヤマハは横浜シンフォステージを会場に体験型技術展「Yamaha Tech Showcase in Yokohama」を開催しました。一般の多くの来場者にヤマハの最新技術を体験いただき、そこでの対話から、より新しく実効性のある価値を見出すことを目的としています。
YOXO FESTIVAL 公式サイト:https://yoxo-o.jp/yoxofestival/
2025年の出展に続き、今回も多くの一般の方々と会話しながら、さまざまな新たな気づきを得ることができました。来場者は老若男女さまざまで、純粋に技術を楽しんでいただいたり、実際に使ってみたいといった貴重なご意見をいただくことができました。
ヤマハでは、今後もこのようなオープンな場を通して自分たちの技術や取り組みを発信し、自分たちだけでは得られないような気付きをいただくことで、新たな技術と価値を創出していきたいと考えています。
各展示については以下のページ内リンクをご参照ください。
・AI Piano Arranger: AIが音源から30秒でピアノ譜を作成
・楽器弾けなくてもOK!キャラとセッションしてみよう: スマホでキャラとセッションして、歌も歌ってくれるデモ
・ギターが弾けない?ご心配なく!: ギター未経験でも演奏できる、機材不要の新しいギター
・木材と音: 木材で音色が変わる体験展示とヤマハの材料技術紹介
・レコーディングワークショップ ”音をデザインする”: 素材を選んで音作り&録音、自分だけの音楽体験
SHIBUYA QWSでの共創探索
ヤマハでは、多様な企業、自治体、チーム、個人との社会価値の創出につながるコラボレーションを探求、実践するために、共創施設SHIBUYA QWS(渋谷キューズ、以下QWS)に活動拠点を置いています。さまざまな企業・スタートアップ等との出会いを起点に、プロトタイピングと実証実験や価値検証を素早く回し、得られた示唆をもとに事業化・社会実装へつなげる共創活動を展開しています。
SHIBUYA QWS公式サイト:https://shibuya-qws.com/
活動事例については、以下のページ内リンクをご参照願います。
今後の展望
横浜シンフォステージで開催したYamaha Tech ShowcaseやSHIBUYA QWSでの共創探索を通じて、社外の多様な視点や反応に触れ、新たな価値創出に向けた手応えと可能性を得ることができています。ヤマハはこのほかにも、横浜シンフォステージ内のミナラボ(MINA Lab: Music Informatics and New Applications Laboratory)にて、大学・他企業と協業しながら音楽の未来に向けた新しい可能性を探求したり、最先端の情報やトレンドが渦巻く渋谷に構えた拠点「Yamaha Sound Crossing Shibuya」にて、アーティストや異業種との挑戦的な協業に取り組んでいます。今後も継続的にさまざまなイベント出展や各拠点での活動を行い、多様な方々との交流や共創を展開してまいります。
関連情報:当社の研究開発拠点
Yamaha Tech Showcase 出展詳細
AI Piano Arranger
当社が開発している「ピアノアレンジ版楽曲生成技術」「MIDI-楽譜変換技術」を組み合わせ、好きな曲を好みのレベルでピアノの楽譜を作成するAIを展示しました。曲の音源をその場でAIが分析し、初級~上級まで希望のレベルに合わせて楽譜を生成し、好きなレベルの楽譜を弾いて楽しむ方や、上級レベルに挑戦して自分の実力を試す方もいらっしゃいました。楽譜が読めない方・ピアノ未経験の方にも楽譜の演奏音を聴いていただくことで、AI技術の面白さや可能性を感じていただくことができました。
楽器弾けなくてもOK!キャラとセッションしてみよう
ヤマハの「AI合奏技術」を応用して開発した、キャラクターと一緒にセッションを楽しめる新感覚のスマホ演奏アプリ(プロトタイプ)を展示しました。スマホを操作するだけで楽器音が演奏され、さらにキャラクターが演奏に合わせて歌ってくれます。リズムに乗るとキャラクターの表情が明るくなることで、来場者の中には夢中になって操作する方々もいらっしゃいました。
ギターが弾けない?ご心配なく!
当社のトランスアコースティック™ギターを用い、弦を弾かなくても音を奏でられるギターを展示しました。ギターの鳴り・振動といった、これまでは演奏者でしか感じえなかった気持ちよさを実際に体感していただき、来場者からは「本当にギターを弾いているみたい」「もっとやってみたい」という声をいただいたり、長い時間演奏体験を楽しむ方もいらっしゃいました。
木材と音
ヤマハでは、ギターやピアノなどのアコースティック楽器の設計・開発に向けて、木材についてさまざまなアプローチで研究・技術開発を進めています。アコースティック楽器は使う木材によって音が変わります。この違いを体感いただくために、木材だけが異なる複数の楽器を展示したほか、当社が培ってきた「音を操る材料技術」もご紹介しました。来場したお客様からは、「木材が異なるだけでこんなに音色が変わるんだ」と驚きの声が上がっていました。
レコーディングワークショップ ”音をデザインする”
楽器の木材などいろいろな素材で音を鳴らし、その場でレコーディングして“自分だけの音楽”に仕立てるワークショップを体験いただきました。創作の楽しさをどなたでも手軽に味わっていただくことが目的で、子供から大人まで、さまざまな素材を触ったり叩いたりして、思い思いの曲を創ることを楽しんでいただきました。
立体音響の収録・試聴体験
ヤマハが開発した立体音響収録用マイク(ViReal Mic)と、収録した音をヘッドフォンで聞ける立体音響技術(ViReal for Headphones)を展示しました。来場者の方々には自分の声を立体音響で録音・試聴する体験をしていただいたり、オーケストラや環境音などの臨場感溢れるさまざまなコンテンツをお楽しみいただきました。
バーチャルライブ体験
ヤマハのヘッドフォン向け仮想立体音響技術Sound xR Coreを用いた、バーチャルライブ演奏を楽しめるシステムを展示しました。VR空間上のライブ会場に入り、あたかも現地で参加しているかのようなリアルな没入感に入り込むことができ、来場者は初めての体験に「自宅でもこういう風にライブを観たい」「ゲームみたいに楽しめる」といった声をいただくことができました。
QWS活動事例
事例1:リチャージBOX
QWSにて株式会社ゼネラル(旧社名: 株式会社富士通ゼネラル)から狭小空間に適した調温方式の活用について相談を受けたことを起点に、ヤマハの簡易防音室DIY.Mとゼネラルの試作冷却輻射パネルを組み合わせ、「3分で気分転換できるハコ」として試作しました。QWSでの実証実験やイベント出展、脳波計測を通じ、短時間で高いリラックス効果が得られることと、個室内のコンテンツに集中できるといった、このハコならではの価値を確認できました。
事例2:ライフスタイル耳栓「swune」× TRANSPOSE Innovation Challenge
QWSで活動するスタートアップwakucaのライフスタイル耳栓「swune(スーン)」を、ヤマハのグローバルビジネスコンテスト「TRANSPOSE Innovation Challenge」(Sound×Placeテーマ)へつなげました。2次選考通過後に事務局とビジョンや価値のすり合わせを行い、提案の意図が伝わる形へ磨き込みを支援しました。受賞には至らなかったものの、応募を通じてwakucaの皆様に「音の余白」「引き算の価値」といったswuneの核となるコンセプトを再確認していただくことができました。また、後日開催されたQWS STARTUP AWARD 2026では、「ヤマハの事業のキーとなる『耳』に関するビジネスを進められている」ことから、wakucaへヤマハ賞を贈呈いたしました。