Sound and Music Computing (SMC) 2024 にてBest Paper を受賞
| WEB | https://smcnetwork.org/smc2024/#bestPaper |
|---|---|
| 論文 | https://smcnetwork.org/smc2024/papers/SMC2024_paper_id171.pdf |
ピアノ演奏におけるミスのシミュレーションで、Best Paper(最優秀論文賞)を受賞
2024年夏季のインターン生として研究開発統括部に所属していたAlia Morsiさん、研究開発統括部の前澤陽などから編成される研究チームが、2024年7月に開催されたSound and Music Computing (SMC) 2024にて、「Best Paper(最優秀論文賞)」を受賞しました。Best Paper は、本大会において最も優れた発表をした研究者に贈られるものです。
・講演タイトル:ピアノ演奏習得時におけるミスのシミュレーション
・講演概要:楽器演奏の習得を支援するAIの開発には、習得過程をよく捉えつつ、計算機にとって取り扱いやすい大規模データセットが必要である。しかし、音楽教育分野においてそのようなデータは充分に存在しない。本稿では、ピアノ初中級者の演奏習得時に発生するミスをデータとして用意するために、シミュレーションを用いた合成データ生成手法を提案する。演奏習得過程での多様なミスをモデル化するため、人が演奏した二つのピアノ演奏データセットを分析し、階層的なミス分類法と、その分類に基づく合成手段を提案する。また、三人の音楽教師との評価を通して、提案手法の有用性と課題について議論する。
受賞コメント
このような賞をいただき、チーム一同、光栄に思っています。本論文で提案した、データセットの注意深い観察と教育者へのインタビュー調査に裏付けられた、階層的なピアノ演奏ミスのモデルには、幅広い応用が期待されます。今後、このような成果を活用し、音楽学習をテクノロジーを使って支援するための研究やシステムの実証実験を進めてまいります。