Yamaha Design “Synapses”
HA-L7A
2023 / HEADPHONE AMPLIFIER
Red Dot Award
iF Design Award
アタラシイ新しい / Revolutionary
L字型の本体から2つのトロイダルトランスがシンボリックに露出しているデザインは、型にはまらず音楽を愉しむ自由さを体現しています。
モツヨロコビ持つ喜び / Pride
アンプの上面に操作子を設置するという自由な構成を、トロイダルトランスを上部に飛び出させてアンプを段積みさせない発想により生み出しました。使う人に、そばに置いておきたくなる期待感をもたらしてくれます。
タノモシイ頼もしい / Professional
圧倒的な存在感を放つ2つのトロイダルトランス。性能を突き詰めた構成を堂々としたデザインで仕上げました。
シアゲ仕上げ / Well-Made
プロダクトを囲うルーバーのようなラインが、建築物の外観を彷彿とさせます。シンプルかつ大胆な構成とともに、細部には洗練された精緻さが宿っています。
イツマデモ何時までも / Timeless
設計条件の異なるボタンやジャック等でも中心揃えの配列にするなど、理想の姿を求めるための挑戦が随所に込められています。
- Takenori Ohmachi
- Designer
- Yamaha Design Laboratory
- Toshihide Suzuki
- Designer
- Yamaha Design Laboratory
音楽を楽しむ自由をカタチにして、異彩を放つ。
HA-L7Aは、エンターテインメントを味わい尽くすために生まれたアンプです。音楽だけでなく映画やライブ映像など、コンテンツに合わせて音場効果(「SOUND FIELD」モード)を切り替え、最適な音場をつくり上げることができます。ヘッドホンを愛好する方に、まだ体感したことのない新しいコンテンツの楽しみ方を提供することを目指しました。同時に、ヤマハの独自技術であるオルソダイナミック™を復活させたヘッドホン「YH-5000SE」に応えるアンプをつくることもミッションとなりました。
HA-L7AはフラッグシップヘッドホンYH-5000SEと同様に、造形そのものが何かを語りかけてくるような、意志を込めたデザインです。従来のアンプのようにラックに積んで使うのではなく、音楽に触れるように、いつもそばに置いて楽しんでもらえるものをイメージしました。そこから生まれたのが、机の上にそびえる建築物のようなアイデアです。本体上の2つのトロイダルトランスは高音質を支える重要な要素ですが、内蔵されていて見えないのが一般的です。そんな縁の下の力持ちをあえて外部に露出させることで、性能の高さを象徴的に表現しました。機能を突き詰めたその姿でユーザーにワクワク感を与える、そんなデザインに仕上げています。
音を楽しんでほしいという真っ直ぐな想いと共に、細部までこだわりが詰まっています。外装は、アルミの押し出し材を上下に組み合わせて左右に並べた二つの箱を、ロゴが刻印されたシルバーのプレートで繋いでいます。プロダクトを囲うルーバーのようなラインは、実は空気との接触面を増やして放熱効果を高めていますが、デザインとしても際立つエレメントに仕上げました。 接続ジャックは、フロントパネルの上部や下部に並べるのではなく、上下センターにジャックの中心を一列に揃えています。必要最小限の要素でシンプルに仕上がっていますが、内部構造は想像以上に複雑です。そうした挑戦の積み重ねが、ブルータリズム建築のような大胆で正直な印象を与えています。
YH-5000SE同様、サウンドエンジニア・設計者・デザイナーが1つのチームとなって企画段階から意見を交わせたことがHA-L7Aのデザインの可能性を広げました。振り返ってみると、内部の部品配置が、この製品デザインを左右する核心であったように思います。音を自由に楽しむものを型にはめることなくデザインできたのは、この製品の大きな成果の一つです。