Yamaha Design “Synapses” YH-5000SE

2022 / HEADPHONE

GOOD DESIGN AWARD
Red Dot Award
iF Design Award
Design for Asia Award


オルソダイナミック™の技術を半世紀を経て再定義したフラッグシップヘッドホン。

アタラシイ新しい / Revolutionary

サウンドエンジニアと設計者、デザイナーがともにプランナーとして領域を超えて意見を交わし、つくり方から新しく妥協のない最高品質のヘッドホンを目指しました。

ショウジキ正直 / Honest

オルソダイナミック™の特性を最も活かせるのは開放型のハウジング。音を鳴らすユニットとそれをホールドするフレームで耳を包み込みつつ、メッシュやパンチングで非密閉の構造を生み出しました。

チョウワ調和 / Harmony

幾つものパーツを耳や頭部にぴったりとフィットするように最適な傾きでレイアウトし、それらを滑らかにつないだ。美しい有機的曲面が印象的なデザイン。

ツカイゴコチ使い心地 / Intuitive

ヘッドバンドの曲率や側圧を計算し尽くし整えたバランスで、長時間使用しても疲れにくい軽さと装着感、圧倒的な没入感を実現しました。


Takenori Ohmachi
Takenori Ohmachi
Designer
Yamaha Design Laboratory

Toshihide Suzuki
Toshihide Suzuki
Designer
Yamaha Design Laboratory

物語るデザイン。語りかける佇まい。

音にこだわった最高品質のヘッドホンをつくるプロジェクトと、ヤマハの独自技術であるオルソダイナミック™を復活させるプロジェクトが融合し、没入感と装着感にこだわり抜いたYH-5000SEが生まれました。
YH-5000SEは、まさに理想のものづくりを追求した製品と言えます。開発部門からデザイナーへと、部品や構造が決まってからバトンを渡されるのではなく、開発初期段階からサウンドエンジニア・設計者・デザイナーが本当につくりたいものをつくることを合言葉に、1つのチームとしてプランニングしていきました。若手を中心としたボトムアップ企画として走り始めたことから、このような特殊な編成のチームが生まれた背景があります。理想のヘッドホンを語りあい、意見を出し合う中で「音楽を楽しむためのものは楽しく見えるものがいい」というシンプルな発想にたどり着きます。そこから、生命力や躍動感というコンセプトが掲げられ、機能のために研ぎ澄ませた連続曲面の動的な造形が生まれました。その結果、どうしてこんな形をしているのかと聞きたくなるような存在感を放つYH-5000SEが姿を現したのです。

ヘッドホンの装着感は、側圧やヘッドバンドの曲率によって変わります。各パーツが適切な位置で頭にあたると重さは分散され、手に持ったときよりもさらに軽く感じるのです。一般的なヘッドホンより重い400gや500gのハイエンドモデルが少なくない中で、YH-5000SEはすでに320gを実現していましたが、その黄金比を探ることによって、感じる装着感や軽量感はさらに高まりました。デザイナーから見ても全体のバランスがここまで体感に関係するのかという驚きがありました。

とにかくあらゆるパーツにこだわりが詰まっています。専門領域の異なるプロフェッショナルが、細部に至るまで、どのような素材や形にすべきか話し合いを重ねながら仕様を固めていきました。この製品におけるデザイナーの役割は、たとえるならば、個性的な全てのパーツをまとめ上げるオーケストラの指揮者のようなもの。それぞれのパーツがなめらかに美しくつながり、一つの製品として息づくようにデザインしていきました。

YH-5000SEは、従来のカジュアルオーディオでもHiFiオーディオでもない、ヤマハの未踏の領域において独自の地位を確立しようという強い意志も持って開発を進めてきた製品です。この製品がきっかけとなり、イヤホン/ヘッドホンやそのアンプでも質の高いオーディオ(Head-Fi)の文化が世の中にもっと育っていくことを期待しています。

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