Mouse Design
2022
ヤマハ、ヤマハ発動機の在アメリカデザイナーによるPCマウスのデザイン共同研究。
プロジェクト概要
ヤマハ・ヤマハ発動機のデザイン協業の題材として、現代のデジタル機器の代表格の一つであるPCマウスの新しいデザインに取り組みました。楽器をプレーする時の高揚感や、バイクで風を切るといった感覚とはどういったものかなど、両ヤマハの独自視点からアプローチし、マウスの形や機能を考えました。その結果、楽器のような外観と乗り物のような外観をした、二つのユニークなコンセプトデザインのマウスが創造されました。これら二つのマウスのコンセプトデザインからYamahaブランドのデザイン流儀を感じとることができます。
作品紹介
Mouse MI
楽器デザイナーによって生み出された管楽器のような形をしたマウスです。これはプリント基板上の電子の流れを視覚的に感じられるように表現しようとした結果、生まれた形です。
ブラックボックス化されたマウスのメカニズムにおいて、管楽器のようなパイプ構造をとることで、電子の流れを視覚的に把握できるように試みました。クリックの触感はピストンバルブのようであり、空気を押し出すかのように電気信号を伝達させることができます。クリックやスクロールなどの操作信号は、心臓部となる本体のイメージセンサ部に集約され、さらにそこから一本の管が蛇行しながら伸びていき、マウスの輪郭を形成しながら先端部へと流れ、命令がPCへと送られていくのです。
マウスのポインター速度、スクロール数やクリック間隔など本来PCのOS側で設定する機能を物理的なダイアルノブとしてマウス本体に持たせることで、より楽器のチューニング作業のように直感的に調整することができます。
デジタル機器が楽器のように温かみのあるアナログ的な道具となり、楽器のように操作する楽しさを与えてくれることが期待されます。
Mouse MC
バイクのようなフレーム構造を持ったマウスです。ヤマハ発動機の起源であるモーターサイクルに着想を得ています。従来の家電の定型的なモノコック構造をしているマウスを、「フレームと外装構造」へリデザインすることで、乗り物らしい形へと生まれ変わらせています。これにより複数のエレメントで構成されることになるが、モビリティデザイン同様に、全体として動態を感じるデザインを実現しています。各エレメントの容姿はヤマハ発動機らしい「Rugged・Tough」が意識されています。またマウスの中央に位置する電子部品群を、乗り物の心臓部であるエンジンに見立てています。さらに、モノと人との関係性を示す「人機官能」を、人が触れる接触部に表現するとともに、操作感においてもそれを実現することを試みています。水上モーターバイク(PWC)や4輪バギー(ATV)に代表されるアクセルにインスパイアされ、クリック部をレバー式の形状と動きになるよう設計しました。バイクのクラッチ操作のように、親指ボタンを押しながら左右クリックを長押しすることでスクロール動作の役割を果たします。ヤマハ発動機のデザイン思想によって生まれ変わったユニークなマウスのデザインです。










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