Design Insights RIVAGE PM10

2015 / DIGITAL MIXING SYSTEM


大規模コンサートにも対応したデジタルライブコンソールの最高峰。

ヤマハ伝統のSELECTED CHANNEL。
一つの音声信号をコントロールするための数多くの操作子と表示器が並び、
操作や視認が干渉なく機能するよう、形状、ピッチ、色、ツヤをコントロールしています。
メッキ仕上げのノブと馬蹄形リングLEDの組み合わせはその良例です。

機能の連続性や操作子へのリーチ、エンジニアの前方視野の確保といった、
デジタルライブコンソールとしての使い易さを追求したフォルムに、木製のフロントパッドが優雅さと温かみを加えます。

カラフルなスポットライトが降り注ぐライブ現場でも機能の誤認や誤操作がないよう、
ボディ塗装や印刷文字、操作子類の色・ツヤのコントラストは最良のバランスでデザインされています。

精緻な操作パネルとダイナミックで堅牢なボディのコンビネーションが大音響と緊張感がみなぎるライブ現場で信頼感と風格を醸し出します。

Masafumi Ito
Masafumi Ito
Designer
Yamaha Design Laboratory

次世代スタンダードを目指すフラッグシップデジタルミキサー。

RIVAGE PM10は、デジタルライブコンソールの世界的普及に先鞭を付けたPM1Dに代わるフラッグシップコンソールです。

キーワードは“Innovative design for Next Standard”。膨大な数の操作子やその機能が直感的に理解できるよう、パネル情報を少数のグループに分け、その関係や個々の機能はグラフィックデザインを駆使して表現しました。またそれらが誤操作なくかつスピーディーに扱えるよう、オペレータの操作体系や身体性を考慮しながら3次元的にレイアウトすることでその基本フォルムは生まれました。サウンドエンジニアの「プロの道具として機能性が第一だが、現場で使っていてモチベーションが高まるような“ルックス”も大事。」という声に応え、機能と外観を高次なレベルで両立するデザインを目指しました。例えば、回転ノブの周りに配したLEDリングは従来の円形から馬蹄形に変わっています。これは操作子群の省スペースレイアウトと様々なポジションからのLEDリングの視認性を考慮した機能美です。また、個々の操作子の完成度だけでなくそれらが群となって使い易いことも重要です。フェーダーノブを有する水平面と大型LCDを有する斜面が滑らかなRによってシームレスに繋がっているのは機能の連続性に起因し、その造形ディテールを活かすかたちで全体フォルムも出来ています。特にサイドビューは“シャークフィンシルエット”の愛称で、他モデルと併せヤマハの特徴となっていますが、角度や奥行きはモデル毎に最適な操作性になるよう異なっています。木製フロントパッド等の伝統の継承と、上記のような革新の融合に寄ってRIVAGE PM10は生まれました。

RIVAGE PM10を通してサウンドエンジニアがライブ現場でより快適なミキシングができ、その結果素晴らしいライブ音楽やオーディエンスの感動が生まれることを期待しています。

  • 補足の写真1
  • 補足の写真2
  • 補足の写真3
  • 補足の写真4