「挑む」
AXIS216号 掲載
ふだん何気なく接しているものにも、「忘れられない原体験」というものがきっとあると思います。
オートバイとグランドピアノに初めて間近で接した体験はまさにそういうものでした。
偶然どちらもヤマハでしたが、その大きさと迫力に、ただただ圧倒されてしまったのです。
「とても自分に操ることなんてできない」という畏怖心はやがて憧れに、そして挑む興奮に変わりました。
今思えば、ヤマハのデザイナーを志したきっかけはそんな幼少期の体験だったようです。
今回の作品は、そんな一つの幸せな出会いの形を表現したものです。