2025年3月期 決算説明会 質疑応答

Q1:スライドP9の関税影響試算額140億円に対して、ここに示された対応策を講じた場合、どの程度影響を抑えられそうでしょうか?

価格を適正化することで生じる数量減や、業界動向、米国における消費マインドへの影響等、大変難しいシミュレーションではありますが、当面の目標としては影響を半減させたいと考えています。

Q2:北米と欧州の楽器事業は前年度減収で、特に欧州は第4四半期にかなり減速していますが、今期はいずれも増収を見込む背景を補足してください。

北米では前期第1四半期をピークに市中在庫が低下しており、欧州でも在庫の過剰感は解消しています。欧州の第4四半期の減速は、現地販売子会社の基幹システム刷新に伴い一時的に出荷作業が滞ったことが主因で、今期は両地域とも市中在庫が正常化して反転を見込めると捉えています。

Q3:中国は第4四半期の楽器売上が予想を上回ったようですが、今期は再び減収予想としている背景を教えてください。

中国の市況は低迷が続いていますが、春節前後での実販が想定を上回りました。しかし、アコースティックピアノはまだ市中在庫の調整局面で、ある程度セルインをコントロールしていく必要もあり、今期の見通しは堅めにみています。アコースティックピアノは教育需要を中心に入門層の数を追う戦略から、より上級者を狙った付加価値の追求に転換し、管楽器やギター等でもシニアや学生等含めた趣味層向けの販売を強化していきます。

Q4:音響機器事業の今期見通しに関して、法人向けと車載向けで減収を予想する背景を教えてください。

法人向け音響機器はエンタメ市場が引き続き活況ですが、前期は受注残の解消もあり、少し前がかりで出荷したため、今期は一旦調整局面とみています。車載オーディオは先々の新車種への採用が進んでいますが、今期は中国の顧客企業向け販売の減少を見込んでいます。ただし、法人向け、車載向けとも中期的な成長事業との見方に変わりはありません。