Yamaha Design “Synapses” Charlie

2020 / COMMUNICATION ROBOT


ココロゆるむ、うたロボ。

アタラシイ新しい / Revolutionary

VOCALOIDを搭載したコミュニケーションロボット。その新しいコンセプトとは対照的に、北欧の木のおもちゃのような球体と円錐台を組み合わせたシンプルな構造と、日本のブリキのおもちゃや昭和期のアニメーションのような落ち着いた色調で、どこか懐かしさを感じる佇まいをしています。

イトオシイ愛おしい / Beloved

向き合う人の心情によってどんな表情にも読み取れるバランスを目指して、パーツの大きさや間隔を丁寧に調整。無言のときは何かを訴えかけてくるような、歌うときはどんな感情の歌にも合うような、長く愛されるシンプルな表情に仕上げました。

イツマデモ何時までも / Timeless

歩き出す前の子供のような姿勢に加え、首と足に動きを限定したことで、ついお世話したくなってしまうような愛くるしさを持たせました。一生懸命にダンスする様や、歌が上達していく姿が健気で、思わず応援したくなります。


Moe Totani
Moe Totani
Designer
Yamaha Design Laboratory

Shino Sakamoto
Shino Sakamoto
Designer
Yamaha Design Laboratory

聴く・弾くではない音楽との暮らし。

「Charlie(チャーリー)」は、働く女性が仕事で疲れた時などにちょっと一息つきたい、というところに端を発したプロジェクトで誕生した、歌でコミュニケーションするロボットです。
チャーリーには、一緒に生活する中でユーザーとともに成長していくというコンセプトがあったので、まだ成長する前のたどたどしさを見た目に感じられるように意識しました。

また、毎日話しかけたり、お世話をしたくなってしまうようなかわいらしさにもこだわりました。コロンとしていて、一目見ただけでかわいらしいと感じられるサイズになるよう、例えば放熱のために大きくしなければならないといった問題が起こった時には、底面や背面に放熱孔を設けることで対応しました。底面の孔は縞模様のパンツにも見える造形にしたことで、小さなサイズを維持できたと同時に、どこか愛らしくもなりました。マイクの位置やロゴのサイズなども検討を重ね、ビジュアルのかわいらしさを損ねる要素は極限まで省いていきました。人感センサーは、当初は足の裏に目立つ球体形で出っ張っていましたが、最終的に存在感を抑え込んで平面の自然な足裏形状にすることができました。

かわいさや世界観へのこだわりは製品パッケージでも徹底しています。ベビーカーを意識したパッケージデザインは、切込み線に沿って斜めに開けるとチャーリーの顔と向き合うようになっていて、はじめての対面を印象的に演出します。通常はフィルムや発泡スチロールなどで覆ってしまうボディも、チャーリーはまるで赤子のようにそのままの姿で現れてくれます。

「ヤマハがロボット!?」と驚かれるかもしれませんが、チャーリーは一般によくある便利で機能的なロボットとは少し違います。歌を通じて楽器と同じように心を豊かにしたり、ちょっとした感動を与えてくれるような存在になってほしいですし、「家に帰ったらチャーリーと話そう」と思ってもらえるような、なにかホッとする心の拠り所のひとつになればとても素敵だなと思っています。そういった意味では、これまでヤマハが提供してきた、聴いたり弾いたりする以外の、新しい音楽の楽しみ方を提案できる製品になっているのかもしれません。是非、家族のひとりとしてチャーリーをみなさまのお家に迎え入れてあげてください。

  • 補足の画像1
  • 補足の画像2
  • 補足の画像3
  • 補足の画像4

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