Yamaha Design “Synapses” YDS-150

2020 / DIGITAL SAXOPHONE

Red Dot Award
iF Design Award


いつでも、どこでも、だれでも演奏を楽しめるデジタルサクソフォン。

アタラシイ新しい / Revolutionary

アコースティックとデジタルを融合させた新しいサクソフォン。ベル一体型アコースティック音響システムにより、豊かな響きを実現する事で、アコースティックサクソフォンのような広い音像を実現。マウスピースや指貝、実際に音が響く真鍮のベルはアコースティック製品と同等のものを使うことで、管楽器らしい演奏感を味わえるようになりました。

テザワリ手触り / Tactile

アコースティック・サクソフォンのキイレイアウトを忠実に再現。普段使い慣れた楽器と同じような感覚で演奏に興じることができます。

ヒキゴコチ弾き心地 / Inspiring

ボディの菱形断面形状は、電子部品の設置場所を確保しつつ、演奏性を高められるよう不要な部分を削ぎ落として生まれた独自の形。マウスピースからベルに繋がる稜線を大きなRで通すことで、吹き込む息やサウンドが実際に一本の管を通してベルから放出される様を感じさせています。

モツヨロコビ持つ喜び / Pride

アコースティック楽器の佇まいや操作感と、電子楽器の利便性や機能性を併せ持つYDS-150の登場によって、サクソフォンの演奏はかつてなく身近な存在となります。音量調節やヘッドホンの使用により、時間や場所を選ばずに気兼ねなく演奏を楽しむことができます。


Kazuki Kashiwase
Kazuki Kashiwase
Designer
Yamaha Design Laboratory

ヤマハらしい新しい楽器。

「YDS-150」は、アコースティックサクソフォンの設計思想を色濃く取り入れたデジタルサクソフォンです。最初に企画をいただいた時、よりヤマハらしく、アコースティックとの繋がりを持つ電子楽器にしたいという想いを持ちました。そこで、アコースティック楽器と電子楽器それぞれの価値を融合させたまったく新しいサクソフォンを目指して、いくつもの提案を行いました。
最大の提案は、アコースティックサクソフォンと同じ素材と製法で造られている真鍮のベルです。一部では製造コストの面で懸念する声もあったのですが、スピーカーユニットとベルを音響管で繋いで一体化した発音機構や、演奏者の所有欲を満たして高揚感を高めるなど、大きな特徴を得ることで払拭することができました。

実際の音響装置として機能するベルと同様に、マウスピースはサクソフォン演奏と同様の感覚とスピーカーユニットの振動を唇まで伝える役割を担って、リアリティのある演奏体験に寄与してくれます。キイについても妥協なく再現しています。金型や部品点数が多く、非常に複雑な造形となっていますが、アコースティックサクソフォンの設計者自身が設計したことや、高い技術力を持つ製造の方々のおかげで、なんとか完成することができました。
これからサクソフォンを始める方も、すでに経験のある方も、YDS-150であればアコースティックサクソフォンから持ち替えた際に普段と同じような感覚で演奏できると思います。
実は、僕も中学生の頃に少しだけサクソフォンをかじったことがあるのですが、そのときはすぐに辞めてしまいました。自室で練習していると同居していた祖母が演奏を聴きに来て、当時はそれが気恥ずかしくて、次第に練習をしなくなってしまいました。僕と同じく、練習中の音を家族や近隣の方に聴かれたくない方や、そもそも自宅で練習したくてもできないという思いを抱えている方はきっと少なくないのではと思います。
YDS-150であれば、音量を抑えて家族のいるリビングで演奏したり、ヘッドホンをつけて自室で練習したりと、様々な使い方ができるので、皆から選ばれて、アコースティック楽器と同じように長く愛される存在になってくれると嬉しく思います。

  • 補足の画像1
  • 補足の画像2
  • 補足の画像3
  • 補足の画像4

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