Yamaha Design “Synapses” WXA-50/WXC-50

2016 / WIRELESS STREAMING AMPLIFIERS

German Design Award


「MusicCast®」の可能性を拡げるワイヤレスストリーミングアンプ。

テザワリ手触り / Tactile

重厚感のある板金のボディと、ブラスト加工されたアルミのトップカバー。照明によって表情を変える塗装仕上げや、素材の魅力を味わうことのできる触り心地が、持つ人の気分を高めてくれます。

アタラシイ新しい / Revolutionary

クラシカルなオーディオらしさを持ちながらも、自動演奏ピアノの機能と組み合わせて使用できる新しい世界感をも表現する、レトロモダンを追求した造詣。 最新のオーディオが持つ機能と共に、愛でる喜びも与えてくれます。

イツマデモ何時までも / Timeless

ネットワークオーディオとしての新しさを持ちながらも普遍のオーディオらしい佇まいを実現するため、存在感のあるフィジカルなボリュームノブを採用。 愛用のスピーカーやアンプの仲間となって、趣味の時間を一層盛り上げてくれます。

タノモシイ頼もしい / Professional

高純度な音質を実現するための精密な内部構造は、剛性の高い素材によってしっかりと保護されています。放熱性に優れたアルミのトップカバーは、空気孔だけでなく面全体で放熱を助け、安定した駆動に寄与します。

チョウワ調和 / Harmony

「シンプル&フレキシブル」という製品コンセプトを、机の上や本棚にも置けるサイズや質感によって体現。ノブ以外のすべての面をフラッシュサーフェイスとすることで、主張せず空間に馴染む姿を実現しました。

シアゲ仕上げ / Well-Made

ボリュームノブ表面のスピンフィニッシュは、レトロなオーディオを操作する楽しさへと誘引します。 側面部に傾斜を設け、握った際のフィット感を高めました。


Takenori Ohmachi
Takenori Ohmachi
Designer
Yamaha Design Laboratory

「愛でる楽しさ」があるオーディオに。

WXA-50/WXC-50は、機能としては最新のネットワークプレイヤーですが、ヤマハが作る以上はオーディオであるという部分をしっかり表現したいと考えました。その解として用いたのが、正面から見たときにも印象的なノブです。
プレーヤーの操作は基本的にヤマハ「MusicCast®」の専用アプリ「MusicCast CONTROLLER」で行うので、実のところ物理ノブやインジケーターは必ずしも必要ではありません。しかし、直接的な操作を誘うことで、操作すること自体の楽しさや魅力、手に触れたときの重さや冷たさ、オーディオに触れている時間そのものを楽しんでもらいたいと考え、取り入れることにしました。
じつのところ私自身は、これといった趣味を持っていません。でも、だからこそオーディオにこだわりを持っている人や楽器を演奏するプレーヤーなど、趣味を持ち真剣に楽しんでいる人達の輝きをすごく感じますし憧れています。
そういった人達に向けて趣味を存分に楽しんでもらえるものを作りたいと思いました。持った瞬間に「オッ!」と感じるような重量感や、ヘッドの形状、デザインにまでこだわった専用の加飾ネジ、可愛らしいゴム脚やボディの角Rなど、オーディオを愛でる楽しさに繋がるような細かな工夫を取り入れ、ライフスタイルに溶け込みながらも所有する喜びを感じられるデザインに仕上げました。
WXA-50/WXC-50は、あらゆるコンポやスピーカーと組み合わせて、さまざまな環境で音楽を楽しむことのできるシンプルかつフレキシブルな使い方ができる製品です。ぜひ「自分好み」な楽しみ方で、永く愛用していただけることを期待しています。

  • 補足の写真1
  • 補足の写真2