阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズと
新しい観戦スタイルに向け、リモート応援システムを活用した実証実験を行います

− テレビ新広島、ニッポン放送とはプロ野球中継と連携したリモート応援の検証をスタート −

ヤマハ株式会社は、株式会社阪神タイガース(本拠地:兵庫県西宮市)、株式会社千葉ロッテマリーンズ(本拠地:千葉県千葉市)と、現在ヤマハが開発を進めるリモート応援システム『Remote Cheerer powered by SoundUD(リモートチアラー パワード バイ サウンドユーディー)』による新たな観戦スタイルの検証のため、7月7日(火)から阪神甲子園球場およびZOZOマリンスタジアムにて行われる試合と連携した実証実験を行います。

[ 画像 ] 阪神タイガースとの取り組みイメージ
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阪神タイガースとの取り組みイメージ
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千葉ロッテマリーンズとの取り組みイメージ

『Remote Cheerer powered by SoundUD』は、試合展開に合わせてスマートフォン専用サイトの「応援ボタン」をタップした人数に応じて、スタジアム内に設置したスピーカーから歓声や拍手の音を流すことができるシステムです。「ケガや病気で入院中の子ども達、子育てなどで多忙な方、障がいや高齢などさまざまな理由でスタジアムに足を運ぶことができないファンが、スタジアムにいるファンと一緒に応援できるよう、その声援を現場に届けたい」との想いから開発されました。また、昨今の新型コロナウイルス感染症の再拡大に備える状況下にあって、ソーシャルディスタンスを保ち、新しい生活様式に対応しながら応援を楽しめる技術としても高い注目を集めています。

日本のプロ野球チームとの連携は、セ・リーグでは阪神タイガースが、パ・リーグでは千葉ロッテマリーンズが初となり、対象試合にて『Remote Cheerer powered by SoundUD』を試験導入し、実際にファンに中継や配信をご覧いただきながらリモート応援を楽しんでいただくことで、リモートマッチ時代の新しい観戦スタイルのあり方を検証します。

また、株式会社テレビ新広島(広島県広島市)とは広島東洋カープ戦より、株式会社ニッポン放送(東京都千代田区)とは東京ヤクルトスワローズ戦より、地上波によるプロ野球中継と連携した検証を開始します。地上波テレビ局との連携はテレビ新広島が、地上波ラジオ局との連携はニッポン放送が初となります。

当社は今後とも、スポーツ業界の皆様と連携してコロナ禍を乗り越え、感染拡大の収束後もユニバーサルデザインに配慮し、年齢、性別、国籍などの区別なく誰もが夢を見て、楽しめる新しい応援スタイルを目指すスポーツ業界の方々と共に、安心かつ安全で快適にスポーツ観戦を楽しめる環境づくりを推進していきたいと考えています。

7月7日(火)から行われる阪神タイガースの試合では、阪神タイガース公式アプリより『Remote Cheerer powered by SoundUD』のページを開き、テレビ等をご覧になりながらスマートフォンのボタンをタップすることで、そのボタンに応じた拍手や歓声といった音を阪神甲子園球場既設のスピーカーを通し、選手に声援を届けることができます。また、今回初検証を行う新機能「コンテンツ追加機能」により、利用者は応援グッズとして「応援バット」を選択できるようになり、ボタンのタップに加え、スマホを振るだけで応援バットの音声を球場に届ける事ができるようになります。

6月23日(火)~28日(日)のオリックス戦で試験導入された取り組みを、7月7日(火)からのライオンズ戦でも継続的に取り組みを行います。千葉ロッテマリーンズの販売する「リモート応援チケット」の購入者特典に追加され、購入者は試合開始30分前に球団よりメールにて送付されてくるWebサイトへアクセスすることで使用が可能となります。Webサイト上の応援ボタンをタップすることで、各ボタンに応じた握手や歓声がZOZOマリンスタジアムに設置されているスピーカーを通じて選手に声援を届けられます。チケット販売との連携は千葉ロッテマリーンズとの取り組みが初となります。

7月7日(火)にマツダスタジアムで開催される「広島東洋カープ」対「横浜DeNAベイスターズ」戦の野球中継で、「のどごし<生>presents 声よ届けリモート応援プロジェクト」を実施します。参加者は、テレビ画面に表示されるQRコードをスマートフォンで読み取って専用の応援サイトにアクセスすることで、声援を届けることができるようになります。地上波テレビ局との連携放送は、今回が初となります。また、本システムに設置されたスポンサーバナー枠を利用しての展開も今回が初となります。テレビ新広島とは今後とも、リモート応援の取り組みを強化してまいります。

7月4日(土)に神宮球場にて開催の「東京ヤクルトスワローズ」対「横浜DeNAベイスターズ」戦のラジオ中継より、ラジオ放送と連携した検証を開始します。ラジオ放送との連携は今回が初となり、ニッポン放送とは今後ともリモート応援の取り組みを強化してまいります。

  • ※雨天の場合、別カードでの実施となります

昨今、テレビやラジオのみならず、ストリーミング配信、パブリックビューイングなどを通じて、音楽ライブやスポーツ中継、講演会などを離れた場所から鑑賞する機会が増えつつあります。しかし一方で、遠隔地やご自宅で鑑賞される方が熱い応援を会場に届けることは出来ていません。

本システムは、「SoundUD」(注)の技術を活用し、こうした課題を解決するために開発が進められている特許出願済みの新技術です。子育てや入院などで会場に行きたくても行けない方や、海外などの遠方にお住まいの方でも、このシステムを使用することで、遠隔地からの応援を会場に設置したスピーカーを通じて届けることができるようになります。遠隔地と会場をつなぐインタラクティブな応援が可能となることで、会場にいる観客と遠隔地にいる観客が一緒になって応援をできる新しい観戦スタイルを提供してまいります。

推奨環境(スマートフォン)

iOS:「Safari」、Android:「Google Chrome」

  • ※本サービスを利用するために必要なデータ通信料(パケット通信料)は利用者様のご負担となります。
「Remote Cheerer powered by SoundUD」画面イメージ
  • (注)「SoundUD 推進コンソーシアム」(事務局:ヤマハ株式会社)が普及推進する音のユニバーサルデザイン(Sound Universal Design)を実現するための技術。対応スポットでは音や空間と連携し、その場で必要となる様々な情報に簡単にアクセスできます。本技術を活用し、日本語によるアナウンスなどの音声が分からない方に向け、多言語の文字を提供することで情報保障をサポートする「おもてなしガイド」アプリ(提供元:一般社団法人音響通信協会)などが展開されています。
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