本格的な楽譜作成を効率よく実現するソフトウェアの最新バージョンが登場

スタインバーグ ソフトウェア
『Dorico Pro』『Dorico Elements』

株式会社ヤマハミュージックジャパン(注1)は、Steinberg Media Technologies GmbH(注2、以下、スタインバーグ社)が開発した、楽譜作成ソフトウェア『Dorico(ドリコ)Pro』および『Dorico Elements』の最新版となるバージョン3を発表し、ダウンロード販売を開始しました。パッケージ版も順次発売する予定です。

『Dorico Pro』『Dorico Elements』は、直感的なワークフローと美しい楽譜印刷によって、作曲・編曲・演奏に集中したいというニーズに応える本格的な楽譜作成ソフトウェアです。シンプルで無駄のないユーザーインターフェース、ショートカットキーによる入力と編集、柔軟なページレイアウト機能、複数の楽曲・楽章を一元管理できる「フロー」により、効率よく快適に楽譜を作成できます。

今回のバージョン3では、ワンクリックで指揮者用のコンデンススコアを作成する機能を搭載したほか、タブ譜をはじめとする様々なギター奏法の記譜やハープペダリングの解析に対応しました。また、再生機能の拡張や新コーラス音源の同梱、コメント機能の追加など快適な楽譜作成のためのアップデートをしています。

品名 品番 価格 発売日
スタインバーグ
ソフトウェア
『Dorico Pro』
DORICO PRO /R
(通常版)
オープンプライス 9月6日
DORICO PRO CG /R
(クロスグレード 通常版)
オープンプライス
DORICO /E
(アカデミック版)
オープンプライス
DORICO PRO CG /E
(クロスグレード アカデミック版)
オープンプライス
スタインバーグ
ソフトウェア
『Dorico Elements』
DORICO EL /R
(通常版)
オープンプライス
DORICO EL /E
(アカデミック版)
オープンプライス
  • *1 クロスグレード版は、FinaleまたはSibeliusのフルリテール版の正規ユーザー様を対象とします。下位グレード版のFinale PrintMusicまたはSibelius First、Sibelius Studentのユーザー様は対象外です。
  • *2 アカデミック版は、学生、学校教員の皆様向けの優待販売版です。ご発注の際には、学生証、教員証等のコピーが必要となります。
  • ◎ アップデート・アップグレードについて
    「Dorico」「Dorico Pro 2」「Dorico Elements 2」からのアップデート・アップグレードは、Steinberg Online Shopにてお買い求めいただけます。詳しくは、Steinberg Online Shopをご参照ください。
    https://www.steinberg.net/jp/shop/
  • ◎ 特別優待期間(Grace Period:グレースピリオド)について
    2019年8月8日以降に「Dorico Pro 2」「Dorico Elements 2」をアクティベートした方は、MySteinbergを通じて無償で『Dorico Pro』を入手いただけます。詳細はスタインバーグサイトにてご案内いたします。
  • ◎ スタインバーグ サイト https://japan.steinberg.net

1.コンデンス機能の搭載

指揮者用のコンデンススコアでは、複数のプレーヤーの楽譜を少数の譜表に集約し、各ページにおける譜表の数を減らして、その分譜表を大きくすることで視認性を高めます。バージョン3では、完全な楽器パートを維持しながら、ワンクリックでコンデンススコアを作成する機能を搭載しました。

2.ギタータブ譜に対応、ギターの様々な奏法の記譜が可能

ギターやその他のフレット楽器の表記法のサポートが大幅に強化されています。五線譜、ギタータブ、またはその両方を表示するかどうかを選択できます。コードダイアグラムも記譜できます。クラシックギターの記譜においては、左手と右手の運指を総合的にサポートしています。

3.ハープのペダリングを解析

ダイアグラム、または音名で表記できます。

4.再生機能の拡張

ベロシティをグラフィカルに編集でき、ピッチベンドをペンや線ツールで編集できるようになりました。
従来よりも表現力豊かな再生が可能です。

5.コーラス音源「Soundiron Olympus Choir Micro」を同梱

Soundiron 社の「Olympus Choir Micro」を「HALion Sonic SE」のライブラリーとして同梱しました。2つの音節 “ooh” と“ah”で再生します。

6.再生テンプレートとVSTエクスプレッションマップの拡張

再生テンプレートを編集できるようになったため、サードパーティ製のVSTプラグインをアサインしたインストゥルメントをテンプレート化できるなど、再生面での自由度が増しました。また、VSTエクスプレッションマップの機能拡大によって、最新のライブラリーが搭載する演奏技法をかんたんにフル活用できるようになりました。

7.コメント機能の搭載

同じプロジェクトを複数人で共有しながら浄書作業をする際に便利なコメント機能を搭載しました。フォント変更やフレーズチェックなどの細かい指示を的確に伝えることが可能です。また、コメントには返信機能と書き出し機能もあるため、対応済、未対応の確認にも便利です。

8.歌詞の編集機能を拡張

浄書モードで歌詞の各行の垂直方向の位置を微調整し、他のアプリケーションに歌詞をコピーして貼り付けたり、ハイフン付きの歌詞を音節ごとに貼り付けられます。また、エディタダイアログで任意の部分、または曲全体の歌詞を確認、編集できます。

『Dorico Elements』は、以下の機能について『Dorico Pro』との違いがあります。

  1. 『Dorico Elements』は、最大12のプレーヤーをサポートします。
  2. 浄書モードは搭載していません。
  3. 「HALion Symphonic Orchestra」はバンドルされず、「HALion Sonic SE Factory Contents」のみです。
  4. キュー音符が記譜できず、キューパネルとポップオーバーは搭載していません。
  5. divisi, ossiaが省略され、微分音は記譜できません。
  6. 浄書オプション、記譜オプション、再生オプション、フォントスタイルなど、いくつかのオプションは搭載していません。
  7. ギタータブ譜、コードダイアグラム、ハープのペダリングは記譜できますが制限があります。

『Dorico Pro』

  Mac Windows
対応OS macOS 10.12 Sierra、10.13 High Sierra、10.14 Mojave(64bit) Windows 10 (64bit)
CPU 64 bit Intel / AMDマルチコアプロセッサー
(Intel i5 またはそれ以上を推奨)
必要メモリー 8 GB 以上(最小 4GB)
ハードディスク 12 GB以上の空き容量(SSD推奨)
ディスプレイ 1,920×1,280 ピクセル以上 - フルカラー(最小 1,366×768ピクセル)
その他 USB 端子:USB-eLicenser接続用
OS対応オーディオデバイス(Core Audio / ASIO対応デバイス推奨)
インターネット接続環境(ブロードバンド推奨):インストーラーダウンロード、ライセンス認証、製品登録、アップデート用

『Dorico Elements』

  Mac Windows
対応OS macOS 10.12 Sierra、10.13 High Sierra、10.14 Mojave(64bit) Windows 10 (64bit)
CPU 64 bit Intel / AMDマルチコアプロセッサー
(Intel i5 またはそれ以上を推奨)
必要メモリー 8 GB 以上(最小 4GB)
ハードディスク 6 GB以上の空き容量(SSD推奨)
ディスプレイ 1,920×1,280 ピクセル以上 - フルカラー(最小 1,366×768ピクセル)
その他 OS対応オーディオデバイス(Core Audio / ASIO対応デバイス推奨)
インターネット接続環境(ブロードバンド推奨):インストーラーダウンロード、ライセンス認証、製品登録、アップデート用
  • * 『Dorico Pro』各製品にはUSB-eLicenserを同梱しています。本製品はSoft-eLicenserでライセンスが管理されますが、USB-eLicenserにライセンスを転送することで、同一ユーザーが所有する最大3台までのコンピューターにインストールでき、USB-eLicenserを接続した任意の1台のコンピューターで起動して使用できます。なお、『Dorico Elements』には、USB-eLicenserは同梱されません。
  • * 上記の動作環境・推奨環境を満たしている場合でも、全てのコンピューターにおける動作を保証するものではありません。コンピューターの総合的な性能により同時に使用可能なトラック数などパフォーマンスに違いがあります。
  • * 上記動作環境は2019年9月6日現在のものです。今後変更になる可能性がありますので、最新バージョンはスタインバーグサイトでご確認ください。
  • 1) 株式会社ヤマハミュージックジャパン
    日本国内における楽器・音響機器卸販売および教室事業を行うヤマハ株式会社の100%子会社。
    本社:東京都港区。
  • 2) Steinberg Media Technologies GmbH
    音楽制作用ソフトウェア等の開発、販売を行うヤマハ株式会社の100%子会社。1984年設立。
    本社:独・ハンブルグ市。
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