2016年08月03日

東海道新幹線
駅構内における「おもてなしガイド」を活用した
多言語対応サービスの実証試験について

ヤマハ株式会社と東海旅客鉄道株式会社は、東海道新幹線の駅構内において、ヤマハ株式会社が開発したアプリケーション「おもてなしガイド」を活用した多言語対応サービスの実証試験を実施します。本試験は、日本語のアナウンス放送をお手持ちのスマートフォン等に多言語に翻訳された文字として表示し、訪日外国人や音を聞きづらいお客様などへの情報提供の充実を目指すものです。今回、東海道新幹線の一部の駅で本サービスを試行し、有用性について検証してまいります。

(1)名称: 「おもてなしガイド」
(2)機能: お手持ちのスマートフォン等で、日本語で流れているアナウンスの内容を、インターネットに接続することなく、任意の言語に翻訳された文字で表示することができる
(3)対応機種: iOS 8.0以降対応
※App Storeから無償ダウンロード可能
※Android版は現在開発中
(4)使用料金: 無料(アプリダウンロード等における通信料はお客様のご負担)

(5)使用イメージ:

  • 「おもてなしガイド」の翻訳機能を駅の放送装置と組み合わせ、駅における日本語アナウンス放送を、お客様のスマートフォン等に日本語や任意の外国語に翻訳表示します。

    • ※対象言語:日本語、英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語、タイ語、フランス語、スペイン語
  • 鉄道環境下での音声認識の正確性やシステムの安定性など、技術的な課題を確認します。
  • 試験期間中にアプリを使用されたお客様にアンケート調査を行い、お客様のニーズを把握します。

    • ※上記試験に加え、「おもてなしガイド」の翻訳機能を活用して、日本語アナウンス放送の後に英語アナウンスを自動的に付加して放送する機能も確認します。

平成28年8月26日(金)~平成30年3月末(予定)

実施場所 開始時期 実証試験内容(予定含む)
京都駅 コンコース 平成28年8月26日 一部の自動放送
(全ての自動放送及び係員による音声放送は平成28年秋以降開始)
ホーム 平成28年秋以降 自動放送
東京駅 コンコース 平成28年8月26日 係員による音声放送
ホーム 平成28年秋以降 自動放送
浜松駅 コンコース 平成28年秋以降 自動放送
係員による音声放送
ホーム 自動放送
  • ※実証試験の開始時期・内容は変更となる場合があります。

「おもてなしガイド」は、多数の出願中特許を採用した「音のユニバーサルデザイン化」を支援するシステムです。本システムを導入してアナウンスを流すことで、インターネット環境がないお客様のスマートフォンにもその内容を多言語化された文字情報として提供できるようになります。既存のスピーカーやアナウンス設備などを活かしたまま導入することが可能で、システムを経由して流れるアナウンスは通常の音声と聴感上の違いはないため、翻訳情報を必要としない方の利便性も低下しません。

お客様は、「おもてなしガイド」アプリがひとつあれば、さまざまな導入施設や交通機関のどこへ行っても、音のユニバーサルデザインのサービスを受けることが可能になります。

  • ※「おもてなしガイド」「音のユニバーサルデザイン」は、ヤマハ株式会社の登録商標です。詳しくは「おもてなしガイド」ウェブサイト(http://omotenashiguide.jp/)をご参照ください。
  • ※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
    発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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