マリンバの選び方
マリンバ選びのポイントは?

音板材料として古くから使われ、実際、優れた特性を持っているのがローズウッド。本格派がこだわる材料です。ローズウッドと並んでポピュラーな素材がパドックです。素材自体が柔らかく、ローズウッドに比べて柔らかな音色を持っています。また、ローズウッドに近い音をほかの素材で出そうと考えられたFRP製の音板もあります。FRPはFiber Reinforced Plasticsの略で、ガラス繊維を束ねてプラスチックで固めた合成素材です。木材に比べて環境の変化による影響が少なく、常に安定した音で演奏できます。

マリンバのもっともスタンダードな音域は4オクターブ。吹奏楽で使用される場合、ほとんどの曲は、この音域でカバーできます。4オクターブモデルに低音域を7音プラスして4 オクターブ半に広げた楽器は、マリンバのレパートリーの進化に対応したものです。とくにパーカッションアンサンブルのバスパートに威力を発揮します。さらに5オクターブのマリンバは、現代曲やマリンバ奏者のために書かれた曲のほとんどがカバーできる楽器です。現在、音楽大学やプロ奏者の世界では、この音域が標準となっています。